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フェラーリのSUVはランボルギーニ・ウルスの出力を超え、”SUV最強最速に”とのウワサ。もちろんハイブリッド

2019/07/15

| その姿はナゾのまま。SUVルックではなく背の高いワゴンというウワサも |

フェラーリは「新型SUV発売」を決定し、現在鋭意開発中。
そこで Car and Driver によれば、”フェラーリの新型SUVは、ランボルギーニ・ウルスよりもハイパワーになる”とのこと。

ランボルギーニ・ウルスは4リッターV8ツインターボエンジンから650馬力を発生し、0-100キロ加速3.3秒、最高速度306km/hを誇る「スーパーSUV」。
サーキットによってはウラカンよりも速く走れるという文字通りの怪物ではありますが、どうやらフェラーリの新型SUVはこれを超えることになりそうです。

名称は「プロサングエ」?

現在このフェラーリによるSUVは「プロサングエ」と呼ばれていますが、これは「車名」を表すのか、製品群を表すのかは不明。

ただ、フェラーリが株主向けに発表した資料によると、このプロサングエは製品群つまりボディ形状のひとつとして述べているように思われます。

フェラーリは「SUV」という言葉を使用せず、しかし「車高の高い、4~5人乗りの新しい乗り物」を表現する言葉として「プロサングエ」を用いたと考えるのが妥当ということですね。

なお、SUVという言葉を使用しないのには「ブランドイメージへの配慮」が第一だと考えられ、そしておそらくボディ形状も「いわゆるSUV」ではなく、メルセデスEクラス「オールテレーン」や、アウディ「オールロードクワトロ」のような、背の高いワゴンになるのかも。

ちなみにロールスロイスもブランド初のSUV「カリナン」について、何度も「これはSUVではなくハイサイドビークルつまりHSV」と声高に主張。
反面、ランボルギーニはウルスをSUV、しかもスーパーSUV=SSUVだと表現しており、ここは各メーカーにて対応が分かれるところです。

そしてこの「プロサングエ」について、エンジンはツインターボV8を採用すると思われるものの、これにハイブリッドシステムを加えることで「ウルス以上」の馬力を発生する可能性がかなり高そう。
そしてそのハイブリッドシステムがどういったものになるかはわかりませんが、プロサングエはフロントエンジンレイアウトを採用すると思われ、となると「SF90ストラダーレ」のような3モーターは構造的に採用できず、「トランスミッション内にシングルモーター内蔵」という線が濃厚。

簡単に言うとGTC4Lussoの4WDシステム内のトランスミッションに「モーターを内蔵する」ということですね(ただしマイルドハイブリッドだとパワーが足りないので、プラグインハイブリッド)。

このフェラーリ「プロサングエ」が発売されれば、フェラーリオーナーはもちろん、フェラーリオーナー以外も飛びつくのは間違いなく、中東や中国にて大ヒットとなる可能性もありそうです。

そしてもちろん、フェラーリはプロサングエによってもたらされるブランドイメージの変化を懸念しているはずで、そこをどう「過去のヘリテージや、モータースポーツと結びつけるか」を目下思案中なのかもしれません。

VIA: Car and Driver

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