| おそらくはこれから続々と「テーラーメイド仕様の」296GTBが公開されるものと思われる |
フェラーリ296GTB「テーラーメイド」第一弾は”ヘリテージ”
さて、フェラーリは自社のSNS(XやFacebook)経由にて自社のパーソナリゼーションプログラム「テーラーメイド」を通じ製作したカスタム車両を公開していますが、今回は”はじめて”296GTBのテーラーメイド車両が公開。
ただ、正確に言うならば、先日公開されたハンガリー国内限定、F2004(F1マシン)モチーフの296GTBが「最初の」テーラーメイドによって仕上げられた296GTBということになるのかもしれません。
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今回公開された「テーラーメイド」フェラーリ296GTBはこんな仕様を持っている
そこでフェラーリが公開した296GTBを見てみると、「1960年代のモータースポーツにインスパイアされた」仕様を持つとされ、そのインスパイア元は(296GTBのデザインインスピレーションにもなった)フェラーリ250LM。
フロントバンパーの内側、そしてセンターストライプが「ブルー(ブルーフラグプラッツ)」にてペイントされていますが、このストライプ(リバリー)のデザインについてはアセット・フィオラノ・パッケージにて選択できるパターンとはやや異なっており、そこがこのオーナーさんの「こだわり」なのだと思われます。
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なお、「どの250LM」へのオマージュなのかについては説明されていないものの、たしかにこういった「レッドにブルー」のストライプを持つ250LMは過去に存在し、モデルカー化もなされていますね。
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このフェラーリ296GTBのインテリアはこうなっている
そしてこのフェラーリ296GTBのインテリアに目を移すと、シンプルに「ブラックとレッド」にて構成され、ブラックレザーにアウンデ社のファブリックという組み合わせ。
ブラックレザー部にはレッドのステッチが用いられ、ステアリングホイールにはカーボンファイバー(グリップのステッチもレッド)、そして12時位置にはレッドのセンターマークが入ります。
シートのセンターには「デイトナシート」っぽいステッチ、そしてヘッドレストにはスクーデリア・フェラーリのエンブレムが刺繍(レッド地にレッド糸というのが渋い)されており、スパルタンな雰囲気を醸し出しているようですね。
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