
Image:官公庁オークション
| おそらくは先日出品されたフェラーリ488ピスタと同じ所有者かと思われる |
さすがに税金滞納者からの差し押さえ物件は縁起が悪そうだ
さて、先日は官公庁オークションへとフェラーリ488ピスタ・スパイダーが登場し高値落札されたことで話題となりましたが、今回はフェラーリF12 tdf が同オークションに登場。
出品元は東京国税局、開始価格は7130万円、参加申込期間は10月16日から10月30日までとなっています(オークションの開催は11月11日)。
出品時の記載によれば、走行距離は1,509km、ボディカラーはグリジオシルバーストーン、状態としては若干の飛び石傷にタイヤ空気圧警告灯の点灯が記されており、事故歴や修復歴については「不明」。
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国税庁が「過去最高額の出品物」として税金滞納者から押収したフェラーリ488 ピスタ スパイダーを官公庁オークションに出品。持ち主の身に何があったんだろうな
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このフェラーリF12 tdfはこんな仕様を持っている
そこでもう少し詳しくこの個体を見てみると、ブレーキフルードサブタンクキャップの交換がなされ、しかしそれに関連するコンピュータプログラムの書き換えが”未実施”(この交換でコンピューターのプログラム更新が必要になるというのはちょっと驚き)。
車検証、自動車損害賠償責任保険証明書、バッテリーコンディショナーにボディカバーが付属するそうですが、リサイクル券、整備記録簿、取扱説明書に保証書が付属しておらず、エンジンは始動するものの電装品の動作確認は未実施、かつ下見もできないというので入札はけっこうな「ギャンブル」かもしれませんね。
なお、付属するキー2つにはルイ・ヴィトンのポーチがケースとして用いられていたようですが、このピンクの方のポーチは先日の488ピスタにも付属していたものと同じなので、これらのオーナーは同一人物なのかもしれません。※ちょっと生々しい
そしてカラーから判断するに「カップル」で使用していた可能性があり、いったいカップルの身になにがあったのだろうかと考えてしまいます。
なかなかに魅力的な物件ではあるものの、国税局からの出品なので「税金滞納者からの差し押さえ物件」だと思われ、さすがに自分で乗るには(ぼくはあまりそういったことは気にしない方ではあるものの)少し抵抗を感じてしまいます。
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参照:官公庁オークション