| もしかするとこのフェラーリ488ピスタ スパイダーは落札額も(不動産を除くと)過去最高額になるかもしれない |
一緒に出品される「付属品」がオーナーの性質を(ちょっとだけ)物語る
さて、東京国税局が「KSI 官公庁オークション」経由にてフェラーリ488ピスタ・スパイダーを出品すると発表。
最低入札価格(開始価格)は5680万円に設定されており、不動産以外としては(開始価格の時点で)過去最高額だそうですが、これまでで「最も高く」最低入札価格が設定された出品物は2012年のダイヤモンド(開始価格が4080万円、落札価格は7555万円)だとされ、しかし今回のフェラーリ488ピスタ・スパイダーはこのダイヤモンドの落札価格を超えるかもしれません。
今回官公庁オークションに出品されるフェラーリ488 ピスタ スパイダーはこんな仕様を持っている
なお、このフェラーリ488ピスタ スパイダーは国税庁が滞納された税金のかわりとして押収したもので、この競売を通じて滞納者の財産を強制的に売却し、これを滞納した税金へと充てることになります。
見たところこの488ピスタ スパイダーのボディカラーはレッド(ロッソ・トリプロ・ストラート)、ボディセンターにはホワイトのダブルストライプが「ダブルで」入り、フロントフェンダー上のスクーデリア・フェラーリ・エンブレムはハンドペイント仕様、そしてボディアンダーにはホワイトのハイライト。
インテリアは「タン」そしてカーボンファイバー製ステアリングホイールやダッシュボード、シートにはホワイトのストライプがあしらわれ、つまりは「かなり高度に」カスタムされた個体ということに。
そのほか記載されている情報としては走行距離(わずか)1,073km、タイヤ空気圧警告灯が点灯、運転席側ドアの開閉機構が故障、サービスキャンペーン未実施、バッテリー(あがっていたため)交換済み、エンジンの始動は可能、電装品の動作は未確認。
付属品としてはオーナーズマニュアルやユーザーマニュアル、ホディカバーにバッテリーコンディショナー、そしてキー2つになぜかルイ・ヴィトンとシャネルのポーチ(この小物を見るに、オーナーは女性だったのかもしれない)。
なお、「バッテリーあがり」そしてボディに積もったホコリ、そしてサービスキャンペーン未実施などの情報を見るに、「納車されたものの、ほぼ乗らずに放置されていた」可能性が高く、オーナーの身に何が起きたのかはちょっと気になるところですね。
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参照:KSI官公庁オークション