| 意外やレーシングカーはけっこう高い需要があるようだ |
さて、ランボルギーニが「400台めとなる、ウラカンのレーシングカーを製造した」と発表。
ウラカンのレーシングカーとは、ランボルギーニの主催するワンメイクレース「ウラカン・スーパートロフェオ」に使用される車両、そしてFIAの規定するGT3カテゴリ(さらにはGTEクラスも)に参戦するための車両を指しますが、ランボルギーニによると、ウラカンGT3はすでに「100近いレースにて勝利を記録した」とのこと。
400台目のウラカン「レースバージョン」ラインオフには関係者が集う
そしてこちらは400台めのウラカン(レースバージョン)。
車両の周囲にはランボルギーニCEOであるステファン・ヴィンケルマン氏、最高技術責任者を務めるマウリツィオ・レッジャーニ氏、最高製造責任者のラニエリ・ニッコーリ氏、モータースポーツ責任者のジョルジオ・サンナ氏、そして製造に関わったスタッフたちが大集合。※「腕組み」はランボルギーニのオフィシャルフォトでは”お決まり”
ウラカンはもともとレース参戦を想定して開発されている
なお、これらレーシングカーのベースとなる市販モデルのウラカンについて、もともと「レース参戦」を視野に入れて開発されたと言われ、実際に「アウターパネルは比較的簡単に取り外すことができる」仕様を持つと言われます。
これは市販モデルからレースバージョンへのコンバートが容易なほか、競技中の破損における交換や、エアロパッケージのアップデートが行われた際にはチームの負担が軽減されるというメリットも。
そしてこれらウラカンのレーシングカーについては、レーシングカーコンストラクターであるダラーラが開発パートナーであるとアナウンスされています。
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ランボルギーニ・ウラカンのバリエーション〜ランボルギーニ・ウラカンLP620-2スーパートロフェオ
|ワンメイクレース用の純粋な競技用車両 | ランボルギーニ・ウラカンのバリエーション、ランボルギーニ・ウラカンLP620-2スーパートロフェオ。2014年8月18日、ペブルビーチにて公開。
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まず、ウラカン・スーパートロフォエについては2014年に登場しており、その後は「スーパートロフェオEVO」へと進化。
市販モデルのウラカンに比較すると80キロのダイエットに成功しており、ロールケージだけでも43キロ程度という補強が増えたにもかかわらず車体重量は1270キロ、前後重量配分は42:58。
ウラカンのレーシングカーは市販モデルと同じ生産ラインで製造される
ウラカンGT3は2015年に発表されており、FIA規格に対応するため後輪駆動へと変更されるほか、ステアリングホイールや消化システムはOMP製へ、そしてロールケージ、ブレーキなどの装備も当然ながらFIA規格に準拠したものへ。
ウラカン・スーパートロフェオよりもさらに軽く、(ロードカーに比較して)100kg以上も軽量化されています。
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ランボルギーニ・ウラカンのバリエーション〜ランボルギーニ・ウラカンGT3
| 耐久シリーズ参戦用のレーシングカー | ランボルギーニ・ウラカンのバリエーション、「ランボルギーニ・ウラカンGT3」。2015年1月、ランボルギーニ本社にて公開。 ランボルギーニとダラーラとの共同 ...
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なお、ウラカン・スーパートロフェオ、ウラカンGT3ともロードモデルのウラカンEVO/ウラカンEVO RWDと同じ生産ラインで製造されており、それだけロードカーとレーシングカーとが近いということがわかりますね。
参考までに、ウラカン・スーパートロフォオの「先代」であるガヤルド・スーパートロフェオについては、いったんロードカーとして生産したガヤルドを「レーシングカーに改装」していたといい、ここも大きく異る部分です。
そしてこのウラカンGT3、ウラカンGT3 EVOは数々のレースで勝利を手にしており、その仮名にはデイトナ24時間レースの「3連覇」も。
これを記念した限定モデルが発売されているほか、そのノウハウは「ウラカンSTO」にも生かされています。
そのほかセブリング12時間レースを2回制覇、さらに2019年にはGTワールドチャレンジ・ヨーロッパにおいて「3冠」を達成しており、2020年だと24チームが15もの選手権に参加し、88人のドライバーが合計で約20,000キロを走った、とのこと。
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参照:lamborghini