| ボクからするととても信じられない状況ではあるが、もちろん「ボクには計り知れない」事情があるのだと思う |
いずれにせよ、路上に戻し、本来の能力を発揮させたほうがクルマのためだと思うのはボクだけではないはずだ
さて、カナダのオタワにあるガレージにて、ランボルギーニ・ウラカン・ペルフォルマンテが放置されていることがインスタグラムの投稿から明らかに。
いったいどれくらいの期間放置されていたのかは定かではなく、しかしウラカン・ペルフォルマンテがデリバリーされるようになったのはもっとも早いタイミングで2017年なので、ボディに積もった埃を見るに「数年」といった期間放置されていたであろうことも想像でき(おそらくは屋内であり、風雨にさらされる環境ではない)、となるとこのウラカン・ペルフォルマンテはそのライフの大半をここで過ごしているのかもしれません。
ウラカン・ペルフォルマンテはかつて「ニュルブルクリンクでもっとも速い市販車」だったが
なお、ウラカン・ペルフォルマンテはウラカンLP610-4の上位モデルであり、搭載される5.2リッターV10エンジンは640馬力を発生。
ただしもっとも大きな特徴はその出力よりも、外装に採用されるアクティブエアロシステム「ALA=Aerodinamica Lamborghini Attiva」。
これは加速時には抵抗を抑えて(ダウンフォースを最小化して)鋭い加速を実現し、コーナリング時には強力なダウンフォースを強化して車体を地面に貼り付けるというものです。
そしてウラカン・ペルフォルマンテでは、このALAと4輪トルクベクタリングとを組み合わせることで非常に高いコーナリングスピードを実現することができ、これが「6分52秒01」という前人未到のタイムを実現させることとなっています。
なお、このALAはウラカン・ペルフォルマンテ以降はいずれのウラカンにも搭載されておらず、そしてこれ以降はニュルブルクリンクでの(ウラカンでの)ラップタイム更新がなされていないので、それを考慮するに「ALAはかなりのパフォーマンスを発揮した」と考えていいのかも。

なぜランボルギーニ・ウラカン・ペルフォルマンテはここに放置されるようになったのか
なお、上述の通り、ウラカン・ペルフォルマンテがここに放置されることになった理由は一切わからず、身寄りのないオーナーの身に何かがあってこのままとなっているのかもしれませんし、家族がいたとしても、オーナー自身に不測の事態が発生し、家族が「どうしていいのかわからず」そのままになっているのかもしれません。
どういった事情があるのかは知るよしもありませんが、自動車は置いておくだけ、持っておくだけでもお金がかかり、逆に「売却すれば金額の大小にかかわらず」お金が入ってくるので、そのまま放置しておくのはあまりにもったいなく、ぼくからすると「この先乗ることもないのに放置しているだけ」というのはにわかに信じがたいのですが、そこはやはり「人それぞれ」なのでしょうね。
実際のところ、世界中には「放置されているスーパーカー」が多数存在しており、その台数のぶんだけ、様々な(他人には知り得ない)事情が存在するのかもしれません。
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参照:Supercar.fails