| ホンダ(アキュラ)は北米では各種モータースポーツ活動に大きく注力している |
アキュラNSXの勇姿を見ることができるのは今年が最後になりそうだ
さて、アキュラが今年のパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムににつき、NSX Type S、インテグラ、TLX Type Sの3モデルで戦いを挑むと発表。
パイクスピークはアメリカのコロラド州はロッキー山脈の中にある山の一つで、この頂上めがけひたすら峠を駈上てゆくというアメリカらしいレースが「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」。
初開催は1916年で、じつに100年以上の歴史を誇る競技であり、アメリカだけではなく欧州や日本など、世界中から猛者が集まることでも知られます。
パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムを走るアキュラ NSX Type Sはこんなクルマ
そしてまずはパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムを走るNSX Type Sですが、タイムアタック1とエキシビションクラスに参戦予定。
「多くのパフォーマンスアップグレード」が施されているといい、ジェームス・ロビンソンとニック・ロビンソンの兄弟がドライブするほか、もう一台がペースカーとしても導入される、とのこと(こちらのドライバーはレニー・ブリンカーホフ)。
なお、NSXは2020年にパイクスピーク・ヒルクライム・インターナショナルにて「ハイブリッド最速タイム」を記録していますが、販売終了に伴い、今回の出場が「有終の美」となるかもしれませんね。
カラー寝具はシンプルに「パイクスピーク」を模したものへと変更され、ホイールばブルーへ(これによってアメリカっぽい配色となった)。
パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムを走るアキュラ・インテグラはこんなクルマ
そしてこちらはパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムを走るアキュラ・インテグラ。
エキシビションクラスに参戦すると発表されており、カラーリングは1987年と1988年にIMSAチャンピオンを連覇した初代インテグラへのオマージュさとされ、レッド、グレー、ホワイトの3色のカラーリングが施されています(NSX Type S同様にホイールはブルー)。
このレトロなカラーリングのほか、デフ、サスペンション、ブレーキについてはホンダ・パフォーマンス・デベロップメントのパーツカタログに掲載されているもの、つまり純正オプションが使用され、タイヤはピレリのレーシングスリック、ホイールはHRE製(18インチ)。
なお、200ps/260Nmを発生する1.5リッター4気筒ターボエンジンと6速マニュアル・トランスミッションに変更はない、とのこと(駆動輪は前輪)。
このインテグラをドライブするのは、パイクスピークのルーキー、ポール・ヒューバースだとアナウンスされています。
現在新型アキュラ・インテグラは全米のショールームに配備され、さらに納車も進んでいるそうですが、一部ショップではすでにパワーチェックを行っており、199馬力を発生することが明らかになっていますが、これはローラー上の数値であり、仮にドライブトレーンの駆動ロスを10%だと考えると、およそ220馬力くらいをエンジン単体で発生していると考えてよく、けっこうな実力を持っているということになりますね。
パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムを走るアキュラTLX Type Sはこんなクルマ
そして最後はアキュラTLX。
NXSタイプSと同じカラーリングが施され、フロントスプリッターやカナード、そしてリアウイングなど、数々のモディファイが施されていることがわかります(ホイールはブルーではなくブラック。エキシビションクラス参戦用車両のみホイールがブルーなのかも)。
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