
| 標識には「高い地上高」「4WD」「ショートホイールベース」を推奨すると書かれている |
まさかマツダ・ロードスターRFがこれほどの悪路走行性能を発揮するとは
さて、マツダ・ロードスターは世界中にてたいへん愛されていることで知られますが、その分カスタムされた車両が多いこともまた有名。
とくに初代NAロードスターはタマ数が豊富なのでに安価で購入でき、そのため多くのオーナーが思い思いのカスタムを楽しんでいます。
そんな中でも目立つのが「オフロード」カスタムですが、今回紹介するのはNAではなくなんとND世代のロードスターRFをオフローダーへとカスタムしたオーナーです。
サスペンションは「ノーマル」のまま
なお、こういったオフローダーへのコンバートにおいて真っ先になされるのが「サスペンションの強化」。
リフトアップとともにショックアブソーバーを強化する例が大半ですが、なんとこのロードスターはサスペンションが「ノーマル」とのこと。
そしてノーマルサスペンションのままにスパルコ製のホイールと27インチのファルケン製オールテレインタイヤを装着しており、そのほかの改造と言えば、タイヤを収めるためにサイドステップを取り外し、フェンダーのインナーを取り除き、あとはシャシー側を多少削ったのみ。

このオーナーはこのマツダ・ロードスターRFにて、コロラド州のイモジェン・パスという本格的なオフロード・トレイルを走破し、実際にその写真を公開していますが、「ノーマルサスペンションで」この難所をクリアしたというのには驚かされます。

オーナーのジョエル・ガット氏がこのカスタムを行おうと思ったのは「たくさんの山のイベントやトレイルヘッドに出かけるので、運転するのが楽しいクルマを選んだ」。
ただしノーマルのマツダ・ロードスターでは走れない道も出てくるといい、そうなると楽しさも損なわれてしまうため、この「オフローダー化を思いついた」のだそう。
それにしても「ホイールとタイヤを交換しただけ」でここまで悪路を走れてしまうのには驚きですが、同氏によると「ちょっとしたテクニックが必要」とのこと。
それは「オフロードだと後輪駆動車はグリップしない事が多いので、勢いをつけて走ること、岩など硬い路面に車体の底をぶつけないこと、そして川を渡る際には”深すぎないか”注意すること」。
現在ジョエル・ガット氏はさらなる走行性能を追求し「フォックスレーシング製のショックを入れる」ことを検討中とのことですが、もちろんこれだけで済むはずはなく、「次はロックガード」「次はリフトアップ」という具合にエスカレートするであろうことは目に見えており、こうやって人はカスタム地獄に嵌ってゆくのだと思われます。
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参照:Joel Gat(Facebook)