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新型トヨタGRスープラに2JZエンジンを搭載したドリフトマシン完成間近!3/23-24にお台場に登場するぞ!

2019/03/12

ドライバーはD1グランプリ、Formula Driftを制した斎藤太吾選手

D1グランプリにて活躍するドリフトドライバー、斎藤太吾選手が新型トヨタGRスープラを改造した参戦用車両(ドリフトマシン)を公開。

発売前の新型スープラを入手したということはトヨタのバックアップも受けていると考えて良さそうですが、驚かされるのはなんと言っても80スープラに積まれていた直列6気筒エンジン「2JZ」を搭載していること。

新型スープラ発表時、多くのファンがBMW製のエンジンに意義を唱え、アメリカ西海岸ではA90スープラに2JZをスワップすることを予告したチューナーも登場したほどで、しかし斎藤太吾選手は「一足先に」それをやってしまった、ということですね。

搭載される2JZエンジンは800馬力

今回の「ドリフト仕様」GRスープラに搭載される2JZは3,352ccへと排気量がアップされ、出力は800馬力にまで向上。
エンジンルームは補強されてストラットタワーバーも入るものの、前半分がスパッとカット。
仕上げを見るに「この状態(つまり何かここに溶接するわけではない)のまま」なのかもしれません。

足回りには斎藤太吾シグネチャーモデル”HKS Daigo Spec”を採用している、と発表され、トレッドは大きく広げられているようですね。

ウインドウ類は樹脂へ、そしてルーフはカーボンに。
オーバーフェンダーはこれから取り付けるものと思われます。
なお、「GR Supra」のエンブレムはそのままですが、トヨタエンブレムは取り外されていますね。

そしてフロント同様、モノコックは大きく構造が変更されているようです。

リアにはロールケージが組まれ、巨大なファン。
もちろんエンジンがそれだけの熱量を発生するということになりますが、「ドリフト」という競技の特殊性から(直線がそんなに無いので)冷却が難しいのだろうとも考えられます。

そしてその熱を排出するためにリアバンパーは「スカスカ」に。

もちろん室内もガッチリとロールケージが組まれた状態。

完成イメージはこんな感じ(車両開発日数は42日)。
ただ、完成するのもそう遠くはなく、3月23日(土)/3月24日(日)に開催される「Monster Energy presents D1GP All Star Shoot-out」にて公開される、とのこと。

斎藤太吾選手によると、GRスープラを選んだのは「ホイールベースが短くコントロールしやすい」という理由。
2JZを選択したのは、「もともとGRスープラに積まれるBMW製B58エンジンはまだチューニング用パーツが少ないから」で、勝つためにはすでに実績のある2JZを選んだ、ということになりそうです。

車体には「パンデム(Pandem)」のロゴがあり、先日パンデム/ロケットバニーが公開したエアロキット装着GRスープラの正体は「これ」だったということですね。

なお、斎藤太吾選手からのコメントは下記の通り。


「恐らく世界で初めてスープラをドリ車に改造させてもらえて素直に嬉しいです。新車を改造する楽しみは毎回そうですが、初心に戻る気持ちになるので気合いが入ります。去年までのアメ車に比べてホイールベースが短かったりボディ全体がコンパクトな分、よりキレのある走りも可能ですし、パワフルな走行も可能で、クルマを自由自在にコントロール出来そうです。追走はしていないので、どこまでメリハリかつ攻める走りが出来るのかまだ分かりませんが、今から楽しみです。」 ―― 今シーズンどんな走りをファンの方に観てもらいたいですか?
「今年からD1レギュレーションが変更になるので、新しいスタイルを魅せられると思います。去年1年で海外のドリフトの大会やジムカーナグリッドなど違う競技も含めて、たくさんの海外ドライバーの走りのスタイルを学んできました。今年はGRスープラでパワーアップした走りを観てもらいたいです。」

VIA:Facebook - Daigo Saito

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