レクサスがオフロード性能を強化した高級SUVを発売したら？「レクサスLFオーバーランド」がデザイナーによって提案される

｜　レクサスはオフロード方面への興味を隠そうとせず、高収益モデルとして実際にこういった車種が投入されるかもしれない　｜

現在のレクサス、そして未来のレクサスをうまく結びつけた秀逸な作品

さて、上海在住のカーデザイナー、レイモンド W氏が「レクサスLF オーバーランド」と名付けられたレンダリングを公開。

これはレクサスの既存モデルの特徴、そして近年公開されたコンセプトカーの特徴をうまく取り入れた秀逸な作品で、レクサスらしさを維持しつつ、未来的な雰囲気を演出することに成功しているように思います。

なお、そのコンセプトとしては「アウトドアや趣味を楽しむユーザーのための高性能オフローダー」。

ここでその内容を見てみましょう。

レクサスLF オーバーランドはこんなクルマ

レイモンド W氏ががこのレクサスLF オーバーランドのデザインにおいて心がけたのが「ソリッド＋エモーショナル、ディペンダブル（信頼できる）」というデザイン言語。

これを実現するににはさまざまな建築物、携帯電話のような工業製品を参考としていますが、レクサス最大の（外観上の）特徴であるスピンドルグリルも忘れずに組み込んでいます。

そしてさらにデザインを磨き上げますが・・・。

これはちょうど1年ほど前に公開されたレクサス・エレクトリファイドSUVコンセプト（下の画像）や・・・。

レクサス エレクトリファイド セダン コンセプトのディティールを連想させます。※ただ、今回のLFオーバーランドについては、テールパイプを確認できることからガソリンエンジンを搭載しているように思われる

こういった段階を踏み、さらにデザインを完成に近づけていったのがこちらの状態。

レクサスLF オーバーランドが完成したらこうなった

そしてこちらがレクサスLF オーバーランドの「最終デザイン」。

ボクシーでシャープなスタイルに加え、L字シェイプを持つデイタイムランニングランプ、スピンドルグリルといったレクサス特有のキャクターを備え、デイタイムランニングランプの下にはセパレート（スプリット）ヘッドライトが埋め込まれます。

フロントバンパーの下にはメタル製だと思われるスキッドプレートが装着され、コンセプト通りアクティブなスタイルを強調しているかのようですね。

リアから見るとこう。

テールランプはレクサスのコンセプトモデルをさらにシンプルに解釈した形状となっていて、リアディフューザーもやはりメタルっぽい質感を持っており、大径ホイールと相まってスポーティーな雰囲気も。

フェンダーアーチにはグロスブラックのモールが装着され、ドアハンドルはフラッシュマウント、ドアミラーのかわりにはカメラが採用されています。

なお、レクサスはメルセデス・ベンツGクラスのライバルとなるような「ハードコアな」オフローダーの発売を検討しているというウワサがあり、さらには東京オートサロンにて「RXアウトドアコンセプト」「GXアウトドアコンセプト」を公開するなど”オフロード”方面へとその展開を行う意向を示しています。

そしてこの「RXアウトドアコンセプト」「GXアウトドアコンセプト」については、”身近にある公園でのピクニックから、本格的なオーバーランディング・アドベンチャーまで、カジュアルなアウトドア活動との結びつきを強める”オーバートレイル・プロジェクトを始動させると発表しており、今後のレクサスにおいてはなんらかの変化が期待できるかもしれませんね。

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参照：Behance