【動画】ブラバスが「初の」バイク、ブラバス1300Rを154台限定にて発売！当然のごとく即完売、現在キャンセル待ちの状態に

2022/02/16 2022/08/30

｜　ブラバスらしくカーボンファイバー、そして「ブラック」　｜

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ベースモデルはKTM 1290 Super Duke R Evo、しかしまったく異なる印象に

さて、中東や欧州の富裕層からの高い支持を受けてその販売を伸ばしているというブラバス。

同社はメルセデス・ベンツのチューン/カスタム、そしてコンプリートカーの製造販売で知られていますが、今回なんと二輪車（バイク）へと進出することに。

その第一弾は「ブラバス1300R」と命名されたもので、ベースとなるのはKTM 1290 Super Duke R Evo、そして限定台数は154台（マグマレッドとシグネチャーブラックの2色が77台づつ）。

2月14日のバレンタインデーに発売されたところではありますが、すでに全台数が完売し、現在はキャンセル待ち（ウェイティングリストに並ぶことができる）という状態です。

ブラバス1300Rの0-100km/h加速は3.2秒

このブラバス1300Rに搭載されるエンジンはもちろん1301cc、Vツインの「LC8（油圧駆動のPASCスリッパークラッチを標準装備）」。

最高出力180ps/9,500rpm、最大トルク140ニュートンメートル/8,000rpmを発生し、0-100km/hタイムは3.2秒という加速性能を可能とします（スペックはKTM 1290 Super Duke R Evoと同一）。

参考までにこちらがKTM 1290 Super Duke R。

もともとの面影が感じられないほどカスタムがなされ、正直ブラバス1300Rを「KTM 1290 Super Duke R Evoがベース」と見抜ける人は少ないかも。

雰囲気的にはKTMの未来っぽいものから、ブラバスではややクラシカルな雰囲気に移行したようにも思えます。

こちらはブラバス1300Rのリア。

KTM 1290 Super Duke Rのリアはこう。

フロントに比較すると、リアに若干の共通点が見られるようですね。

ブラバス1300Rはこういった仕様を持っている

そこでブラバス1300Rの細部を見てみたいと思いますが、車体の多くはカーボンファイバーとCNCパーツで埋め尽くされており、カーボンファイバー製パーツだと、ヘッドライトマスク、エアダクト、フロントフェンダー、ブレーキ冷却用のインレット、アンダートレイ、チェーンガード、ヒールガード、クラッチ＆ジェネレーターカバー、イグニッションロックカバー、タンクカバー、シートセクションとそのアンダー部など。

CNCパーツだと、トリプルクランプ、フロントブレーキとクラッチレバー、リザーバータンクとオイルタンクキャップ、レーシングフットペグ、バーエンドミラーといった部分。

ちなみに重量はKTM 1290 Super Duke Rの189キロからちょっと重くなって194kgへ。

サスペンションはWP Apex製セミアクティブタイプで6つの減衰力モード（コンフォート、ストリート、スポーツ、トラック、アドバンスド、オート）を選択可能。

リアのスプリングプリロードは、メーターして機能する5インチTFTダッシュボードに表示されるメニューを呼び出して20mmの範囲で設定することができるそうですが、「アドバンスド」モードでは、8段階の減衰力から細かく調整することが可能だと紹介されています（メーターの表示はブラバス専用）。

加えて3種類のオートプリロード・オートレベリングが標準装備され、ライダーの体重に合わせて自動的に変化するといい、必要な場合はパッセンジャー用の補正も行われるそうですが、アンチダイブの設定も切り替え可能で、この機能については任意でON/OFFを選べるようですね。

ホイールはブラバス専用デザインの「モノブロックZ」9スポーク鍛造17インチ、タイヤはブリヂストンのS22 Battlax、フロントブレーキには320mmフローティングディスクとブレンボ製Stylema 4ピストンキャリパー、リアには240mmシングルディスクとブレンボ製2ピストンキャリパーが装着されています（コーナリングABSとスーパーモトABSが標準装備）。