| バック・トゥ・ザ・フューチャー製作者、映画製作の秘話を語る |
ジェイ・レノ・ガレージになんとバック・トゥ・ザ・フューチャー仕様のデロリアンが登場。
さらには映画製作に携わったボブ・ゲール氏も一緒にやってくるというサプライズつき。
なお、このデロリアンは映画に登場した個体ではなく、劇中の仕様に忠実に仕上げられた「レプリカ」。
ただし製造には2年をかけ、バック・トゥ・ザ・フューチャーに登場したデロリアンと分分違わぬディティールを持っています(実際にこの車両を作った人物は映画の撮影に使用されたデロリアンのうち一台を所有している)。
当初、タイムマシンは「冷蔵庫」だった
ボブ・ゲール氏によるとバック・トゥ・ザ・フューチャーの初期シナリオではデロリアンの登場は考えられておらず、「タイムマシン」はピックアップトラックに引っ張られた「冷蔵庫」であった、とのこと。
ただし制作側は冷蔵庫をタイムマシンにしてしまうと、「映画を見た子供たちが冷蔵庫に入ってドアを閉じてしまい、死亡事故が起きる可能性がある」と考えてタイムマシンを冷蔵庫ではなく車(この時点でデロリアンが候補にあがった)にしようと決定。
デロリアンかわりに「マスタング」の使用を配給会社が希望
さらに映画化にあたっては障壁もあり、というのも予定していた配給会社がこの脚本を「却下」。
しかしながらようやくユニバーサルが製作に協力してプロジェクトは実現することになるものの、ユニバーサルはタイムマシンにデロリアンではなくマスタングを使うことを希望し、そのため映画の予算に75,000ドルをプラスすることを提示した、とボブ・ゲール氏。
しかし製作スタッフはマスタングを使用することを拒否し、そのままデロリアンを使用して映画製作を実行。
かくして映画史上最も有名な車、そしてタイムマシンが誕生することになったわけですね。
そう考えるといくつもの選択肢の上に、そして危機をくぐり抜けてきたという現実の上にバック・トゥ・ザ・フューチャーという映画、そして「デロリアン=タイムマシン」が成り立っているということになりますが、最初にこの脚本を拒否した配給会社は後悔してもしきれないほど悔しい思いをしたことは想像に難くなく、またマスタングがタイムマシンに採用されていたならば映画の結果も異なっていたかもしれません。
まさに「事実は小説よりも奇なり」ですが、初志を貫くことの重要さがわかるストーリーでもありますね。
そしておきまりのドライブ。
車内はかなり狭そう。
それでは動画を見てみよう
こちらがそのデロリアンを解説し、実際に走行する動画、「Doc Brown’s DeLorean - Jay Leno's Garage」。
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