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この細いタイヤで350馬力は絶対無理。棺桶にマスタングのエンジンを積んだカスタムカー

2018/08/16

| こう見えても350馬力 |

ゴーストバスターズの「ECTO-1(キャデラックの霊柩車)、ジュラシック・パークの園内探検用車両(フォード・エクスプローラー)を製作したことで知られる、ディック・ディーン氏が手がけたホットロッドがオークションに登場。
棺桶をボディに使用し、エキゾーストパイプは真上に突き出た「オルガン・スタイル」、コクピットは「ドーム状」という、なんとも摩訶不思議なクルマであります。※予想落札価格は出ていない。もしかするととんでもなく高値がつくかも

製造されたのは1965年

エンジンはフォード・マスタングの4.7リッターV8で、出力は350馬力、トランスミッションは4速マニュアル。
このクルマは「Drag-u-la(ドラッグラ=ドラキュラをイメージ?)」と命名され、製造されたのは1965年。
いくつかのTV番組に登場したそうですが、その後はコレクターの手に渡り、最近になってレストアを受け、完了姿のがこの姿だそう。

ボディは本物の棺桶のようで、TVドラマの設定によるものか、前後ランプは古めかしい形状に。
なお、リアタイヤは「スリック」。

コクピットはこんな感じ。
股間の真ん前が「デフ」というとんでもない配置で、何かあったらと思うと寒気がする構造。
リアアクスルの上の足を投げ出す形ですが、350馬力がここにある、と考えるとかなり恐ろしいクルマですね。

ステアリングはこれまた特殊な構造で、こんな薄い板で大丈夫か?と考えたり。

エアインテークの上には怪しげな物体。

生まれたのは1367年。死ぬのはいつ?
いちおう「Ford」の文字も。

たぶんとんでもない音が出そうなマフラー。
なお、前後重量配分はかなり「リア寄り」で、にもかかわらずフロントタイヤは極細。
絶対に350馬力を受け止めるのは無理だと思わせる構造です。

それにもかかわらずこういったクルマにときめいてしまうのは不思議なもので、そこが「クルマは数字では語れない魅力を持っている」ということなのかもしれません。

ディック・ディーン氏は他にこんなクルマも作っていた

こちらはゴーストバスターズ「ECTO-1(エクトワン)」。
キャデラックの霊柩車を改造した、という設定です。

こちらはおなじみ、ジュラシックパークに登場したフォード・エクスプローラー。
いつ見てもナイスなカラーリングです。

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