| その再現度は、これまでに登場したレプリカに比べても群を抜いている |
![](https://intensive911.com/wp-content/uploads/2019/08/delorean.jpg)
映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に登場したデロリアンのレプリカを作るマニアは多数あれど、今回はなんとデロリアンを劇中同様の「ラジコンカー」にしてしまった男が登場。
なおこの男性はオランダ在住のコンピューターエンジニア、ビョルン・ハームズさん。
動画ではその制作過程から実際に走行させる様子までを披露しています。
デロリアンDMC-12はこんなクルマ
なお、デロリアンの正式名は「デロリアンDMC-12」。
デロリアンが社名で、DMC-12が車名ということになります。
デロリアンは元GM副社長、ジョン・ザッカリー・デロリアン氏が1975年に立ち上げた会社で、DMC-12ただ一車種のみを10,000台弱のみ販売して倒産することに。
参考までに、シボレー・コルベットは今回のミドシップ化に至るまで、何度かミドシップの試作車を製造していますが、その過程で「ミドシップ、アルミボディ、ガルウイングドア」というデロリアンの原型のようなクルマをジョン・ザッカリー・デロリアン氏率いるチームが製作したことも。
ここからは想像の域を出ませんが、GMを退社したジョン・ザッカリー・デロリアン氏が「ミドシップコルベットのアイデア」を活かし、デロリアンDMC-12を作ったのかもしれませんね。※デロリアンはアルミではなくステンレス、ミドシップではなくリアエンジン
![](https://intensive911.com/wp-content/uploads/2019/07/mid-engined-vette.jpg)
コルベットのミドシップ化に要したのは60年。途中で「ロータリエンジン搭載」モデル、「デロリアン」の元祖とも言えるモデルもあった!
そしてバック・トゥ・ザ・フューチャーにデロリアンDMC-12が採用された経緯ですが、これは製作スタッフがどうしてもこのクルマを使用したいと考えてていて(劇中で、ドクが”せっかくならカッコいいクルマのほうがいい”と言っていたセリフは、実は製作スタッフの本音なのかも)、配給会社のユニバーサルはマスタングを使用するにように製作スタッフを説得するも、結局はデロリアンのままで映画が撮影された、という裏話があるようですね。
RCカー版デロリアンは細部に至るまで劇中車を再現
そしてこの”タイムマシン”デロリアンですが、ナンバー含む外見だけでも映画に登場したクルマそっくりなのに加え、これも劇中に登場したフタバ製プロポ(FP T7UAF)で操作するというこだわりよう(できればマーティー風のコスプレで臨んでほしかった)。
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そしてガレージから無人で出てくるデロリアンDMC-12。
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よくここまで外観を再現したな、と驚かされます。
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そして内装に至るまで劇中車そっくり。
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なお、(実車側の)ステリングホイールやクラッチ、シフトレバーはアクチュエーターで操作するので、プロポにて操作を行うと、その該当部分が連動して動く、という仕組み(プロポ操作に応じ、ステアリングホイールがくるくる回ったり、シフトレバーがパコパコ動いたりする)。
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そして動画では実際に自由自在にデロリアンDMC-12をコントロール。
驚くべきことにこのデロリアンは「合法」に公道を走行できるそうで、様々なフェイルセーフデバイスも装備(無線が遮断されると緊急停止する)。
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エンジンは2.8リッターV6/130馬力とノーマルのままですが、最高速度はノーマルよりも低い160キロにダウンしている、とのこと。
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内装に使用されるパネル類も(見かけだけではなく)実際に作動するそうですが、こういった装備、ラジコンカー化のために車体重量が250キロほど重くなっており、これが最高速度の低下に響いているようですね(それでも実用上はまったく問題のないレベル)。
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