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| ほかの「ワイルド・スピード」登場車両の例を見るに、まだまだ価格は上がり続ける |
昨年末に「故ポール・ウォーカーのコレクション21台がオークションに出品」と報道されましたが、今回そのオークションが開催され、そのうちの目玉のひとつ、「ワイルド・スピードMEGA MAX」に登場した2009年モデルの日産フェアレディZが105,600ドル(約1170万円)で落札されたとの報道。
このオークションはバレットジャクソンがスコットデールにて開催したもので、劇中に登場した際はジゼル(ガル・ガドット)のドライブにて、これとは異なる(ブラックの)ホイールにデザインの異なるエアロキット、カーボンボンネットが装着されていたものの、後にポール・ウォーカーによってこの仕様へと改装されたようですね。
なお、この105,600ドルは、記録に残る範囲では「フェアレディZとしてはもっとも高価」な一台になったとも報じられています。
劇中の仕様からいくつかは改装済み
劇中では「ターボ装着」という設定だったためにフェイクのインタークーラーが装着され、かつ室内には(ダミーの)NOSボンベが装着されていたそうですが、その後これらは取り払われ、より質実剛健な仕様へと改められています。
それでもこの価格がついたということは、「ワイルド・スピードに登場した」という箔よりも、「故ポール・ウォーカーの所有」という肩書のほうが勝ったということなのかもしれません。
![Nissan-370Z-Fast-Furious-06](https://live.staticflickr.com/65535/49402421292_cb22f4b615_b.jpg)
なお、ポール・ウォーカーは「俳優」とだけ見られることを嫌っていて、「レーシングドライバー」「海洋学者」としての自分を知ってほしいという想いもああった模様。
そしてこのフェアレディZを見るに、「レーシングドライバー」がカスタムしたという雰囲気が十二分に伝わってくる、シンプルな仕様になっていると思います。
![Nissan-370Z-Fast-Furious-02](https://live.staticflickr.com/65535/49402221106_d6b339f352_b.jpg)
エンジンはノーマルのまま、3.7リッターV6。
![Nissan-370Z-Fast-Furious-04](https://live.staticflickr.com/65535/49402421337_7e6eddd70f_c.jpg)
シートはレカロ、シートベルトとはカラーから判断してタカタ製が装着されている模様。
ステアリングホイール、ボス(クイックリリース式)も交換済みです。
トランスミッションはもちろん6速”マニュアル”。
![Nissan-370Z-Fast-Furious-05](https://live.staticflickr.com/65535/49401742128_8a754b0d9d_c.jpg)
なお、ワイルド・スピード第一作目に登場した「ブライアンの80スープラ」は2015年に185,000ドル(約2040万円)で落札されていますが(何台か製造されたうちの一台)、その後転売のたびに価格が上がり続けて現在その価値は「計測不能」。
このフェアレディZも同様に今後価格が上がり続ける可能性があり、1170万円であっても安い買い物であったかもしれませんね。
【動画】ワイルド・スピードに登場したクルマのコレクターがその内容を公開!やはりブライアンのスープラは他の車とは一線を画すカスタムが施されている!
加えて、「モブキャラ」であったはずのフォルクスワーゲン・ジェッタですら現在は1000万円を超えており、やはりこのフェアレディZは割安であるとも考えられます。
![](https://intensive911.com/wp-content/uploads/2018/12/jetta3.jpg)