| ものすごく楽しいクルマとなったに違いない |
画像のとおり、ポルシェ・ボクスターを「極限まで」軽量化した車両を作ってしまった男が登場。
その男とはCasey Putschなるユーチューバーですが、2007年式の987世代ボクスターSのパーツを、走行が必要なものを除いてすべて取り除くというワイルドな行為に及んでいて、ボディパネルはもちろん、フロントスクリーンやドアまでを取っ払った状態に。
ちなみにもともとの987ボクスターの重量は1,416kg。
同氏はここから320kgほど削っており、つまり車重は1,100kg以下ということになりますね。
参考までに、987ボクスターSの出力は295馬力なので、パワーウエイトレシオは3.72へと向上しています。
なお、987世代のボクスターは(ケイマンともども)あまり人気がなく、しかしぼくとしては「もっと評価されてもいい」クルマだと考えています。
カーセンサーエッジ上だと100台程度が検索にひっかかりますが、乗り出しで150万円もあれば購入できるという激安ぶりを誇っており、「あのポルシェ・ボクスターが」この価格で購入できるというのは大きな驚きでもありますね。
なお、ボクスターの外装やパーツを引っ剥がしたのには理由があって、「ワイルド・スピードのライブショーに使用するライカン・ハイパースポーツを製作するため」。
これは「FAST & FURIOUS LIVE」として世界各地で開催されているものですが、派手なスタントがあるために高価なライカン・ハイパースポーツの「本物」を使用できず、かわりにレプリカを走らせるようですね。
ちなみにライカン・ハイパースポーツは「ワイルド・スピード スカイミッション」に登場して派手に空を飛んでいるものの、もちろん一台数億円というライカン・ハイパースポーツを使用するわけにもゆかないので、こちらもボクスターをベースにしたレプリカが採用されたと聞いています。
動画を見ると、たしかにファクトリー奥にはライカン・ハイパースポーツ(これもレプリカだと思う)が鎮座。
FAST & FURIOUS LIVEは客入りが悪いために中止となったという話も聞いたことがあり、しかし継続もしくは再開されたということなのかもしれません。
そんなワケでボクスターを分解してゆきますが、トップも取り外すので、開閉のためのモーターも取り外し。
ドアも取り外し。
フェンダーも取り外し。
外せるものは何でも外してゆきます。
そのあとはドライブに出かけますが、まさにヒャッハー状態(気持ちはわかる)※フロントウインドウが無いのでゴーグル着用
とにかく軽そう。
ドリフトも自由自在。
なお、ドアミラーもバックミラーもないので後方確認は目視に頼るよりほかなく、しかしちょっとした不注意にてCasey Putsch氏はこのボクスターを自身のMR2にヒットさせてしまうことに。
「手痛い教訓だったな・・・。ミラーは残しておくべきだった」と語っていますが、後の祭りということになりそうです。
VIA: Casey Putsch