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【動画】映画「ハウス・オブ・グッチ」にランボルギーニ・カウンタックが登場!やはり80-90年代の「わかりやすい」アイコンとして扱いやすい?

映画「ハウス・オブ・グッチ」にランボルギーニ・カウンタックが登場!やはり80-90年代の「わかりやすい」アイコンとして扱いやすい?

| 登場するのは1988-1990年に製造されていたカウンタック25thアニバーサリー |

ランボルギーニはそのバックボーン、そしてフェラーリのように「洗練されすぎていない」ところから”特定のキャラクター”の性格を表すのに向いている

さて、グッチ一族の闇を描いた映画として期待を集めている「House of GUCCI(ハウス・オブ・グッチ、原題)」。

レディー・ガガが主演を努め、アダム・ドライバー、ジャレッド・レト、アル・パチーノ、ジェレミー・アイアンズといった豪華メンバーが集うことでも話題を集めています。

なお、ジャレッド・レトは(役柄のパオロ・グッチに扮した)ポスターを見ても「誰?」というほどの”なりきり”ようで、さすがは変幻自在を誇る俳優の面目躍如。

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グッチ一族の「闇」は深かった

映画ではグッチ創業者であるグッチオ・グッチの孫世代の出来事について焦点を当てており(それまでの合計3世代にわたる隆盛も描かれる模様)、マウリツィオ・グッチ、そしてその妻のパトリツィア・レッジアーニを中心に物語が進むようですね。

なお、このパトリツィア・レッジアーニはグッチ家の財産目当てにグッチオ・グッチの孫であるマウリツィオ・グッチと結婚し、その後(1995年に)なんと殺し屋を雇って自分の夫である(正確には、離婚していたので”夫であった”)マウリツィオ・グッチを暗殺して資産を乗っ取ろうと目論みますが、その後警察の捜査によって犯行が明るみに出て逮捕されることに。

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この事件にかかわる裁判の結果、パトリツィア・レッジアーニは26年の刑を宣告されることになり、しかし驚くのは収監の際に毛皮や宝石を身に着けて行ったということ。

刑務所でも個室で豪華な生活を送ったり、ペットを飼って女王のように振る舞ったといわれていますが、その後2016年に(予定より早く)出所しています。

ちなみに出所後に「何をしたいか」とメディアに尋ねられた際には「燃えるような恋をしてみたい(このときで年齢は67歳だったと思う)」と答えたという逸話も。

さらに、後見人もしくはそれに準ずる人に「働いてみては」と諭された際には「働いたことがないので働き方がわからないから嫌」だと言い放ったそうですが、ある意味では豪傑ということになりそうです。

そこで登場するのがカウンタック

そして今回予告編で登場するのが1988年~1990年に生産されたランボルギーニ・カウンタック25thアニバーサリー。

これはランボルギーニ25周年記念としてリリースされたクルマで、搭載されるエンジンは5.2リッターV12、出力は455馬力というスペックを誇ります。

なお、エクステリアを担当したのはパガーニ創業者のオラチオ・パガーニ、そして同氏率いるプロジェクトのもと、ランボルギーニはこのカウンタック25thアニバーサリーにて「はじめて」複合素材を採用することに。

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ランボルギーニ・カウンタックは他にもこんな映画に登場

カウンタックはこれまでにも様々な映画に登場しており、やはり有名なのは「キャノンボール」。

これは「美女とスーパーカー」という鉄壁の組み合わせにて多くの人の記憶に残っているものと思われます。

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さらにカウンタックは「ウルフ・オブ・ウォールストリート(2014年)」にも登場しており、こちらも時代背景的に25thアニバーサリー(ただし北米仕様のバンパー、オプションのウイングが追加)。

映画に使用される道具や小物にはすべて意味があるといっても過言ではありませんが、「ハウス・オブ・グッチ」、「ウルフ・オブ・ウォールストリート」については、わかりやすくその時代を象徴する、そしてこれを選ぶ人のキャラクターを表すアイコンとして活用されているものと思われ、これからも「80-90年代の上り調子だった時代」をテーマにした映画において起用されるシーンが多数見られることになるのかもしれません。※ランボルギーニは、フェラーリほど洗練されておらず、歴史も浅く、かつ一瞬で走り抜けた感があるため、”成り上がり””やがて落ちぶれることになるリッチマン”を表現するのに向いているのだと思われる

ランボルギーニ・カウンタックが登場する「ハウス・オブ・グッチ」予告編はこちら

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参照:MGM

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