| もはやクルマの映画ではなくアクション大作に |
損害保険会社が「ワイルド・スピード」シリーズにおいて、破壊したものの総額を算定。
これによると今までの7作合計で600億円程度を世界中で破壊しまくっている、とのこと。
保険会社曰く169台の車がダメージを受け、142台が廃車に(その他ビルなども破壊)。
そのうちの37台は非常に高価な車で、その筆頭が4億円のライカン・ハイパースポーツだとしています。
シリーズ初期は「レース」で勝てばすべてが解決
ただ、確かに「ワイルドスピード・スカイミッション」にライカン・ハイパースポーツは登場しているものの、制作側のコメントによれば「スタントのシーンはポルシェ・ボクスターを改造したレプリカ」とのこと。
いくらなんでも世界に9台しかない車、しかも4億円の車をあのシーンのためだけに破壊するとは考えにくく、これは保険会社の「算出ミス」と考えて良さそうです。
なお「キャラクター別」の破壊金額も算出されていますが、その額の半分以上は「ドム側」で、悪役が破壊したのは残りの半分以下。
個別だとブッチギリなのがジェイソン・ステイサム(デッカード・ショウ)、ついでヴィン・ディーゼル(ドミニク)。
破壊が急激に拡大したのはシリーズ5作目(ワイルド・スピードMEGA MAX)からだとしていますが、それまでは「車のレースで全てのカタがつく」というのがシリーズの”お決まり”だったものの、その後は急激にアクション映画方向へシフトしたために派手な爆発や武器が用いられるようになり、それが一つの原因なのでしょうね。
なお破壊した金額は600億円程度ですが、興行収入はシリーズ合わせて3500億円程度はある(ライセンス等入れるとさらに拡大)ので、映画としては「元は取れている」と考えて良さそうです。