| 普通に街中を走る姿はシュールそのもの |
モナコにて、まさかのZENVO(ゼンヴォ)TSR-Sが走行中。
これはデンマークの自動車メーカー、ZENVOオートモーティブが2017年のジュネーブ・モーターショーにて発表したハイパーカーで、エンジンは5.8リッターV8、出力はなんと1177馬力。
あまり聞き慣れないメーカーではありますが、この「TS」シリーズは2009年から発売されており、新興メーカーにしてはけっこう長い間活動している、とも言えます。
このZENVO TSR-Sはそのシリーズ最新作となり、0-100キロ加速は2.8秒、最高速度は時速325キロ(リミッター作動。これがなければ375キロまでは達成可能と思われる)。
ケーニグセグ、パガーニと同様に「億」を軽く超える価格の車ですが、それらと比較するとより過激でサーキット寄りの性格を持ち、とくに今回のZENVO TSR-Sは可動域の広いリアウイングを持つことが特徴です。
なおエンジンはミドシップマウント、駆動輪は後輪のみ、トランスミッションはデュアルクラッチ。
今どきの車なのでさほどナーバスな動きをするとは思えないものの、それでもこうやって街中を普通に走っているのは驚き(とくに前後をコンパクトカーに挟まれているのでシュール)ですね。
なお、ボディカラーはジュネーブ・モーターショーで発表されたものと同一で、そのためゼンヴォ所有の車両か、もしくはショー出展直後に誰かが買い取ったものなのかもしれません。
リアウイングはこんな風に動く
こちらはモーターショー会場に搬入する際の動画、「Zenvo TSR-S - Startup - Driving & ACTIVATED WING」。
ウイングの「角度」のほか、左右にも傾くように動いているのがわかります。
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VIA:Autogespot