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チェコからR35 GT-Rのエンジンを積んだハイパーカー「プラガ・ボヘミア」登場!出力700馬力、重量1,000kg以下、ダウンフォースは900kg、開発には元F1ドライバーも参加

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チェコからR35 GT-Rのエンジンを積んだハイパーカー登場!出力700馬力、重量1,000kg以下、ダウンフォースは900kg、開発には元F1ドライバーも参加

| 色々な意味でプラガ・ボヘミアはアストンマーティン・ヴァルキリーに近い |

「究極」を追求すれば必然的にこういったデザインや構造になるのかも

さて、チェコ共和国の自動車メーカー「プラガ」より、R35日産GT-Rのエンジン(3.8リッターV6ツインターボ)を積んだハイパーカー「ボヘミア」が登場。

なお、プラガは自社について「100年以上の歴史と、数え切れないほどの近代的なレース経験を持つ」と説明していますが、多くの人にとっては軍用車のほうが有名かもしれません。

ちなみにチェコの自動車メーカーというとまずシュコダ(現在はフォルクスワーゲン傘下)を思い浮かべ、しかし東欧や共産圏の自動車メーカーはちょっと日本人にとって馴染みが薄いように思います(なかなかメーカー名を思いつかない)。

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R35 GT-Rのエンジンは700馬力にまでパワーアップ

このGT-Rのエンジンは日本からまずイギリスへと送られ、英国リッチフィールド社によって改造が施されることになりますが、ドライサンプ化によりエンジンが小型化され、車高が低くなり、当然ながら高速コーナリング時のオイルサージングを防止することが可能に。

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さらにリッチフィールドはエンジンの信頼性を高めるために新しいターボチャージャーを追加し、出力を700馬力/6,800rpm、トルクを724Nm)/3,000~5,000 rpmにまで高めており、チタン製エキゾーストシステムを装着しています。

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トランスミッションはヒューランド製6速シーケンシャルギアボックスを採用し、これはロボットクラッチなので、セミオートマチックモードを使用すればオンロードでの快適なクルージングも楽しめる、とのこと。

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プラガ・ボヘミアの車体構造は「ほぼレーシングカー」

車体の基本構造にはカーボンファイバー製モノコックを採用していますが、これに「すべて社内で設計された」カーボンファイバー製ボディパネルが取り付けられ、エンジニアリングチームとデザインチームがF1チームの風洞実験に参加することにより、時速250km時点で約900kgのダウンフォースを発生させることができるようですね。

なお、このプラガ・ボヘミアの車体重量は(ウェット時で)1,000kg以下だそうなので、ダウンフォースと車体重量が限りなく1:1に近いという驚愕の数値を誇り、0-100km加速は2.3秒、最高速度は時速299km。※最高速がさほど高くないのは、ダウンフォースが強力すぎるからだと思われる

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レーシングカーライクな外観の通り、このプラガ・ボヘミアはプッシュロッド式サスペンションと調整式ダンパーを備え、ホイールはフロントは18インチ、リアは19インチのセンターロック式。

ブレーキシステムは6ピストン・キャリパーに380mmのカーボンセラミック・ディスクが装着され、バネ下重量をわずか180kg。

なお、この軽いバネ下重量の恩恵によって、アダプティブサスペンションに頼らずとも「一般道でも十分しなやかな乗り心地を実現」したといい、しかしそれはあくまでも「外観に比して」というレベルなのかもしれません。

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なお、開発には元F1ドライバーで現在はインディカーを走るロマン・グロージャンも参加しており、同選手によれば「ボヘミアのサーキットでのパフォーマンス、公道での扱いやすさ、そして両者の切り替えのしやすさに驚かされました。プラガは、私の挑戦を本当に実現してくれました。道路では、クルマが段差を解消してくれ、助手席の人とおしゃべりもでき、すべてが落ち着いていて快適です。そして、モードをを切り替えるだけで、サーキットに出られるのです」。

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ざっと見た限りの印象はアストンマーティン・ヴァルキリーのように「フォーミュラカーにガワを被せた」ようなクルマであり、(現在はまだ公開されていないものの)サーキットのラップタイムについても気になるところですね。

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なお、ドアもアストンマーティン・ヴァルキリーやル・マン・レーサーのような「上の方がちょっとだけ開く」方式を採用。

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プラガ・ボヘミアのインテリアはこうなっている

そしてこちらはプラガ・ボヘミアのインテリア。

プラガによると「大人が快適に過ごせるようなクルマを設計することが重要だった」。

そしてシート、ステアリング、ペダルなどの調整範囲を大きく取っているそうですが、さらにはスマートフォンや印象カップを収めるスペースもあるのだそう。

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ただ、見た感じではシートの着座位置はかなり低く、(乗り込むには)ドアを開いて車内に滑り込むという感じですね。

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ヘルメット装着時に頭をホールドするためのパッドも装着(通常走行時には隣の人の顔が見えないかもしれない)。

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体はガッチリとハーネスに固定することになるので、助手席に乗ってくれる人はかなり「限られる」かもしれませんね。

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コクピットのデザインはプラガの航空部門やレース部門からヒントを得たといい、アルカンターラが多用されていますが、表皮にはカッティングが施され、「走り一辺倒」ではなくスタイリッシュさも追求されているようですね。

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各種スイッチ類はルーフにマウントされており、スイッチそのもの、そして周辺のデザインも非常に芸術性が高いように思われます。

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こちらはエアコン吹き出し口。

周囲のステッチ含め、なかなかにオシャレですね。

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ステアリングホイールは非常にコンパクトで、センターにはメーターが内蔵されており、これもアストンマーティン・ヴァルキリーによく似たところですね(それを意識したというよりは、ある方面の究極を目指すと似たような構造やデザインになるのだと思う。まさに形態は機能に従うということなのかもしれない)。

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なお、今年は1933年に開催されたチェコスロバキア1000マイルロードレースにおいてプラガ・アルファが優勝を成し遂げた年から「89年」となり、プラガはこれを記念してボヘミアを89台のみ限定生産すると発表。

その価格は131万ドル(約1億8200万円)からに設定され、2023年後半にチェコ共和国で生産が開始される、とのこと。

加えてプラガは年間20台のボヘマを製造する予定だと述べ、米国ではすでに受注を開始したほか、英国、ドイツ、日本、香港、オーストラリア、その他の市場での販売に向けて協議を進めているそうなので、もしかすると日本の公道を走るプラガ・ボヘミアの姿を見ることができるかもしれませんね。

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