| このアゲーラRSNはOne:1と同一スペックのエンジンを持つ |
2018年に製造された、ワンオフのケーニグセグ「アゲーラRSN(走行距離11,100キロ)」が中古市場に登場。
ボディカラーは前オーナーの名を冠したと思われる「ジョッシュ・ブルー」、そしてブラックとホワイトのアクセント入り。
外観のほかエンジンも特別製となり、通常の1,160馬力に代えてOne:1と同じ1,360馬力のパワーアップが搭載されている、とのこと。
そして驚かされるのはその販売価格で、なんと邦貨換算で約5億5000万円という値付けがなされています。
ケーニグセグは新車よりも高く売れるクルマの一台
なお、これまでにもケーニグセグのクルマは何度か中古市場に登場していますが、いずれも新車よりも高い値付けがなされています。
その理由としては「ウエィティングリストが長いから」、つまり新車がすぐに手に入らないからで、今注文するとだいたい4年くらいは待つ、とも言われていますね。
もちろんケーニグセグはこの状況を好ましく思っておらず、納期改善のために大手エネルギー関連&車両製造会社と提携も行うなど、生産キャパシティを増加させるべく日々邁進中。
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ただし、当然ながらケーニグセグのクルマは「手に入らない」という理由だけでこういったプレミアがつくわけではなく、その性能が非常に優れているということも非常に重要。
そして性能をアピールするために世界最速ギネス記録を更新したりという努力を行なっているということになりますが、これらプロモーションによって「世界最速」を世に知らしめ、ケーニグセグの優位性を認知させているわけですね(新興ハイパーカーメーカーにとっては効率的な手法。モータースポーツに参戦するよりもコストがかからず、短期間で知名度を上げることができる)。
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こういった理由もあってケーニグセグの中古車は常に「新車以上」の価値を持つに至っているということになりますが、アメリカのカーコレクター、マニー・コシュビン氏もケーニグセグ・アゲーラを売却したことで「もともとリッチだったところ、さらにリッチになった」と自身の動画で語ったことも。
ケーニグセグ・アゲーラRSNはこういった仕様を持っている
そしてこちらがワンオフで作られたケーニグセグ・アゲーラRSN。
基本的にケーニグセグやパガーニのようなハイパーカーは顧客の要望に応えて一台一台カスタムされるのが常ですが、やはりこのアゲーラRSNもその例に盛れないということになりそうです。
カナード含むエアロパーツのエッジや、フロントフードのストライプ横にはホワイト。
リアだとグリル周辺、リアディフューザーのフィンにもホワイトのライン。
ドアミラーやエアロパーツほか、ボディパネルのほとんどにはカーボンファイバーが用いられているようですね。
シャークフィン、ウイングの翼端にもホワイト。
リアウイングにはほか部分のグラフィックと連動しない幅での「ブルー/ホワイト/ブルー」のストライプが設けられ、なんらかの意味があるのかもしれませんね。
ホイールはケーニグセグ得意のカーボン、そしてスポークにはKoenigseggのロゴ、リムにはブルーのライン入り。
ブレーキキャリパーはシルバー、そしてロゴにはブルーがチョイスされています。
インテリアもブルー基調となりますが、表皮にはアルカンターラが使用されることに。
ブラックに見える部分はほぼカーボンファイバー。
ステアリングホイールのセンターパッドはブラックレザーにブルーステッチ。
12時位置にはリアスポイラーと同じブルー/ホワイト/ブルーのストライプが入ります。
ゴッツいサイドシルにはRegera RSVのロゴ。
これだけカーボンが使用されたクルマに乗るのはどんな気分なんだろうな、と思ったりします。
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VIA: SuperVettura