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ボルボがいったん「無い」としたワゴンの復活を宣言。「ワゴンは最高にホット」と幹部が語るSUV超えの勝算とは

ボルボがいったん「無い」としたワゴンの復活を宣言。「ワゴンは最高にホット」と幹部が語るSUV超えの勝算とは

Image:Volvo

| やはり「ボルボといえば」ワゴンである |

記事のポイント(3行まとめ)

  • 「この分野に注目して」: ボルボ幹部が、北米市場で一度途絶えた「ステーションワゴン」の再投入を示唆
  • 空力が航続距離を伸ばす: EV時代において、背の高いSUVよりも空気抵抗の少ない「ワゴン」の方が、より長い航続距離を実現できる
  • 中国市場でもトレンド: かつては不人気だった中国でもワゴンの人気が急上昇中。グローバル規模での「ワゴン回帰」が始まっている
Volvo (4)

Image:Volvo

ボルボは「ワゴン」にて復権を目指す

「ボルボといえばワゴン」。かつてそう親しまれたアイデンティティが、今、再び熱を帯びています。

2026年初頭、ボルボはアメリカ市場でのワゴン販売(V60クロスカントリー)を終了するという悲報を伝えたばかりですが、そのわずか数週間後、信じがたい逆転のニュースが飛び込んできたというのが最新の状況です。

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これはボルボの最高戦略・製品責任者(CSPO)であるマイケル・フライス氏が新型電気SUV「EX60」の発表会にてメディアに対し述べたもので、「ステーションワゴンが再び熱い(Hot Sh*t)存在になっている」と明言。

SUV一辺倒だった戦略を修正し、最新のEVプラットフォームを武器に、ワゴンの復活を真剣に検討していることを明かしています。

Volvo (6)

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なぜ今、あえて「ステーションワゴン」なのか?

フライス氏が語った復活の理由はノスタルジーだけではなく、そこにはEV時代特有の「冷徹な計算」があるもよう。

1. 航続距離の鍵は「空力」

EVにとって、空気抵抗はガソリン車以上に致命的です。

同じバッテリーを積んでいても、前面投影面積が大きく背の高いSUVは「より車高が低い」ワゴンに航続距離で負けてしまいます。

そのため、「少しでも遠くへ走りたい」というユーザーの欲求がワゴンの効率性を再評価させているというわけですね。

Volvo (2)

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2. 「エンジン」から「ソフトウェア」へのシフト

フライス氏は「将来、顧客はエンジン性能でクルマを選ばなくなる」と指摘。

BMWのような「エンジンの魅力」で選ばれる時代は終わり、これからは「電気システムとソフトウェアの質」が競合優位性になると語ります(実際のところ、中国はそうなっている)。

ボルボの次世代EVプラットフォーム「SPA3」であれば、ワゴンボディでもSUVと同等、あるいはそれ以上の(居住空間を含む)走行体験を提供でき、さらに優れたインフォテイメントシステムにより、ボディタイプに関係なく顧客を引き付けることができると自信を見せています。

Volvo (5)

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車種概要・スペック:次世代ボルボ・ワゴンの予測

復活が噂される次世代ワゴンは、完全電動(EV)または航続距離を大幅に伸ばしたプラグインハイブリッド(PHEV)になると見られています。

予測される「次世代EVワゴン」のスペック

項目予測スペック備考
プラットフォームSPA3 (最新EV専用アーキテクチャ)EX60と共通の「Superset」技術スタック
推定航続距離800km 以上 (WLTP)低い車体による優れた空力性能
搭載AIGoogle Gemini (ネイティブ統合)EX60から導入される最新のアシスタント
主なターゲット欧州、中国、北米10年前には考えられなかった「中国需要」が鍵

市場での位置付け:中国での意外な「ワゴンブーム」

これまでステーションワゴンの主戦場は欧州でしたが、しかし現在、フライス氏が「驚くべき変化」として挙げているのが世界最大の自動車市場である中国です。

これまでの中国では「セダンこそが高級車」という価値観が根強かったのですが、ライフスタイルの変化により「Zeekr 001」のようなスタイリッシュなワゴン(シューティングブレーク)の人気が急上昇中。

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この「中国のワゴン熱」が、ボルボにグローバルでの復活を決意させる大きな後押しとなっているわけですが、アウディも「中国のために、中国で開発した」中国専用車のボディ形状に「ワゴン風」を採用しているので、中国におけるワゴン人気は「本物」なのかもしれません。

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結論

「10年前ならワゴンは“ナシ”だったが、今は違う」。

マイケル・フライス氏の言葉は、ボルボが再び「ワゴンの王者」として返り咲く決意の表れです。

SUVに飽き始め、より洗練されたスタイルとEVとしての実用性を求める層にとって、ボルボの次世代ワゴンは最高の選択肢になるのかも。

具体的なモデル名や発売時期はまだ「Watch this space(この場所に注目していて)」という段階ですが、SPA3プラットフォームの柔軟性を考えれば、ぼくらが思うよりも早く、美しいルーフラインのボルボが戻ってくるかもしれません。

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参照:The Drive

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