| こう見えてもG-SHOCKの要求する耐衝撃性能を満たしている |
各パーツは熟練した職人による「磨き」がなされている
さて、G-SHOCKは今年で40周年を迎えますが、今年1年かけて様々な限定モデルや特別モデルを発売しています。
そしておそらく、その40周年というメモリアルイヤーを締めくくることになるであろう1本、「G-D001」がそのベールを脱ぐことに。
この腕時計には大きく分けて2つの特徴があり、1つは「ケース、バンド、ベゼルが18Kイエローゴールドでできていること」、そしてもうひとつは「AIを活用して設計されたこと」。
G-SHOCK 40周年記念モデル「G-D001」はこんな腕時計
そこでこの特別なGショック「G-D001」を見てみると、これはG-SHOCK 35周年の折に35本のみが発売されたG-D5000に次ぐドリームプロジェクト第二弾。
このG-D5000は初代G-SHOCKを「金無垢で」再現したという特別な腕時計であり、いかにゴールドケースを用いているといえどもG-SHOCKを名乗る以上は「耐衝撃性能を持たせた」という特徴を持っています。
ちなみに販売価格は税抜きで770万円という超高額な製品ですが、もちろんのこと光の速さで完売することに。
そして今回「第二弾」としてG-D001が誕生したわけですが、これはなんと「生産本数わずか1本」。
12月9日から米国にて開催されるフィリップス・オークションへと出品され、購入希望車はここで入札を行う以外に方法はなく、そして収益金はすべて環境保護団体に寄付されることになる、とアナウンスされています。
今回のG-D001の開発時におけるテーマは「BREAK THE BOUNDARY(境界線を突き破れ)」。
そして境界線を破壊するために用いた手法が「AIを用いたジェネレーティブデザインの採用」であり、デザイナーが作成したベースに対し、G-SHOCKが40年間積み上げてきた衝撃に関するデータを入力することで3Dモデルを生成し、これをまたデザイナーが修正するという手法を繰り返すことでデザインを完成させていったのだそう。
結果的にできあがったのは「いかにもAIっぽい」有機的なデザインであり、「樹脂を使用しない」というG-SHOCKらしからぬ構造を実現しています(もちろんG-SHOCKの要求する耐衝撃性を確保している)。
なお、熟練職人の手によって各パーツ隅々にまでサテン加工やポリッシュ加工がなされており、文字通り「芸術品のような」仕上がりに。
ちなみにこのケースは宝飾品を製作するのと同じ「ロストワックス」製法によって整形されています。
そしてダイヤルには「スケルトン加工」が施されていますが、もちろんタフソーラーを実現すべく太陽電池モジュールが挿入されることに。
歯車ひとつひとつをとっても非常に高い精度で加工されていることがわかりますね。
18K Gショック、G-D001のケースもスゴかった
そしてこちらはG-D001の専用ケース。
芸術作品のようなこの腕時計にふさわしく、ケースには透かし彫りがなされたスライド式が採用されています。
内部にはLEDが内蔵され、暗闇の中で発光させるとこんな感じ。
限定1本、AI生成デザインを持つG-SHOCK「G-D001」を紹介する動画はこちら
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参照:G-SHOCK