フェラーリ×リシャール・ミル「コラボ腕時計」第二弾が登場。見た目のカラーリングは「シャルル・ルクレール」「ルイス・ハミルトン」

Image：Ferrari

｜　フェラーリはこの腕時計のデザインに「強く関与」　｜

ストラップは「プロサングエのシートをイメージ」

さて、フェラーリが久しぶりにリシャール・ミルとのコラボレーションモデルを発表（コラボモデルとしては第二弾）。

フェラーリはかつてジラール・ペルゴと提携関係にあり、その後はパネライ、そしてウブロとのパートナーシップ契約を経ていますが、現在はリシャール・ミルとの協業関係にあるわけですね。

ただ、興味深いのは「フェラーリとリシャール・ミルとの関係性」が独占的なものではなく、リシャール・ミルはマクラーレンとの間でもパートナーシップ契約を結んでいることで、これは「自動車業界と腕時計メーカー」との関係性において非常に珍しい例だとも捉えています。

フェラーリ×リシャール・ミル 新作はこんな腕時計

そこで今回、フェラーリとリシャール・ミルとが発表した腕時計「RM 43-01トゥールビヨン・スプリットセコンド・クロノグラフ・フェラーリ」を見てみると、そのうち1本はマイクロブラスト加工が施されたチタンケースを持ち、もう一本はカーボンTPTケース。

それぞれ75本の限定生産なので合計150本が製造されますが、ここ最近のフェラーリの「コラボグッズ」同様にフェラーリのデザインセンター（チェントロ・スティーレ）が強く開発とデザインに関わっており、腕時計全体のデザインに加え、針や竜頭の意匠、プロサングエのシートパターンを模したというストラップという外観上の特徴をもっています。

なお、フェラーリのデザインチームが現在の体制、つまりフラビオ・マンゾーニ氏率いるインハウスとなった後、フェラーリにおけるライセンスグッズやコラボグッズにも大きな変化が生じていて、それらグッズのデザインにも深く関わるようになっており、その結果としてコラボグッズが「よりフェラーリらしく」なっているわけですね。

ちなみに今回のリシャール・ミル RM 43-01トゥールビヨン・スプリットセコンド・クロノグラフ・フェラーリにつき、とくに記述はないものの、チタンケースバージョンは「ホワイトとレッド」を使用していることからシャルル・ルクレール、カーボンバージョンの方ではイエローを使用しているためにルイス・ハミルトンを意識したものだと考えられます。

そしておのおののドライバーの名を冠していないのには「大人の事情」があるからだと思われますが、今後の展開に期待したいところですね。

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参照：Ferrari