| 最近は取締が厳しく表立っての販売は行われていないが、リクエストすればどんどん「裏から」登場するようだ |
本物を所有するボクにも一見して偽物だと判別することは難しい
さて、香港といえば「パチモノ」というイメージを持つ方も多いかと思いますが、実際のところ今でもパチモノは少なくはなく、チムサアチョイ(チョンキンマンション付近)そして女人街付近ではいまだに多数のフェイク品が販売されています。
そこで今回はそういったフェイク品、とくに腕時計の買い方について紹介してみたいと思いますが、現在取締が非常に厳しいので、フェイク品を店頭に並べるケースは非常に少なく、店頭には「それっぽい」腕時計が置かれています(ただしブランド名は商標に抵触しないように変えてある)。
あるいは、チムサアチョイあたりだと店頭を持たず、「外国人」だと判断すると「コピーウォッチはいらないか」などと声をかけてきて、そういった売り子について行くとマンションの一室に案内され、スーツケースやトランクに収納された腕時計(警察のガサ入れがあった際にすぐに逃げることができるように対処している)を見せられるわけですね。
およそ考えうる限りの「コピーウォッチ」があるといっていい
女人街だとこんな感じで露天に腕時計が並べられていますが、いずれも「ブランド物の腕時計によく似ているものの、よく見ると商標ともども微妙に違う」という、法に触れない類の腕時計です。
そしてこれらの壁掛け時計もロレックス・デイトナ、サブマリーナー、GMTマスター、エクスプローラーなどによく似ているのですが、どこにも「ロレックス(ROLEX)」の文字はなく、しかし実際に購入し手渡される商品には「ちゃんと」ロレックスの文字が入ることに(もちろんそれらは違法なので店頭には出ていない)。
そして腕時計のほうはというと、「コピーウォッチはあるか」尋ねるとこんな感じでアタッシュケース入りの「フェイク」ウォッチが数ケース出されることとなり、こんな感じでウブロや・・・。
オーデマピゲに・・・。
これまたオーデマピゲ。
ちなみにベルト(ストラップ)のストックがたくさんあり、購入時に好きな色に付け替えてもらうことも可能です。
このほかショパール、カルティエ、ジャガー・ルクルト、ヴァシュロン・コンスタンタン、IWC、リシャールミル、もちろんロレックスなど、およそありとあらゆる種類の腕時計が登場することには驚かされますが、ランクとしては(店によって異なると思われるが)Sランク、Aランク、Bランクが存在し、Sランクだと10万円くらい、Aランクだと5〜3万円くらい、Bランクだと1万円くらいといった価格帯となっているようで、Sランクだともう本物と見分けがつかないくらい(ただしケースの面取りやアプライドインデックスの加工などに甘さが見られる)、Aランクでも見た目は本物そっくり、ただしクロノグラフが機能しないなど装備が簡略化され、Bランクだと見た目がややチープになるものの本物に近いレベル、ただし機能的な信頼性には劣る(時間がかなり狂ったりする)という感じ。
ちなみに女人街には様々なモノが売られていて、こういった怪しいドラえもんや・・・。
ネットで話題になった6輪ロールス・ロイスも。
その他ミニカーだとランボV12ヴィジョン・グランツーリスモ、パガーニやフェラーリ、ポルシェの各モデル、ブガッティ・ボリードなど、まさに「なんでもあり」。
ちなみに今回はスウォッチストアにて・・・。
ミッション・トゥ・アースフェイズを購入(もちろん本物)。
その他、香港の様子を紹介してみる
このほか、いくつか香港の様子を画像にて紹介してみると、こちらは「ヘビ年」にちなんだAirPods(アップルストアにて)。
コーズウェイベイ店同様、セントラルのアップルストアのリンゴマークも「ヘビ」に。
これは上から見たオープントップバス(けっこう多くの台数が走っている)。
こちらは宿泊したコンラッド香港ですが、やはり「春節ムード」。
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ロビーは現在改装中ですが、次回訪問時にはリニュアールされているものと思われます。
そしてこちらはコンラッド香港のエグゼクティブラウンジでの朝食。
エグゼクティブフロアの宿泊であればこのラウンジ、あるいは階下のレストランで朝食を摂ることができるのですが、このエグゼクティブラウンジは食べ物の種類こそ少ないものの、59階という眺めの良いフロアにて、落ち着いて朝食をいただくことが可能です。※時間帯によっては階下のレストランでは待ち時間が生じることがある
香港の様子を収めたショート動画はこちら
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