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低価格帯の腕時計では何がある?普段使いの時計を考える

2015/12/21

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ぼくは高品質で高価な腕時計が大好きですが、もちろん金銭的事情によってそうそう買えるものではありません。
よって安価な腕時計もけっこう好きで、それなりの本数を持っています。

ぼくは高価なものばかりが好きなわけではなく、それは食べ物も車も同じです。
ランボルギーニも好きですが日産パオが大好きだったり、高級食材も好きですがジャンクフードも大好きだったりという、自分でもよくわからない二面性を持っています。
※画像はかなり気に入っている、イタリアの腕時計、モントレス・デ・ラックス(5000円くらい)。

そして腕時計に対する考え方も車と同じで「リセール」を重視するわけですね。
よって購入時には市場性のあるブランドを選ぶことが多く、リセールのキツいブランドを選ぶことはほぼありません(お金が無限にあればこれを気にすること無く、好きな製品を購入できるのですが)。

価格に関係なくぼくの選択基準を述べてみると、まずロレックスとオーデマピゲは価格が安定しているので新品で購入しても問題の無いブランド。

一方でカルティエ、シャネル、ブルガリ、ルイ・ヴィトンなど宝飾・アパレル系ブランドの腕時計は売却時に値段がかなり下がるので中古でしか購入してはならない腕時計と認識しています(最近のカルティエは流通網の見直しによって価格が安定しており、この限りではありませんが)。

そして、ぼくの中で「買ってはいけない=危険」部類に属するのがガガミラノ、U-BOAT、グラハム、ランゲ・アンド・ゾーネ、ショパール、アクアノウティック、エドックス、コルム、ジェイコブ、ボーム&メルシエ、ブランパン。
※これらブランドはアクが強くけっこう好きなのですが、いかんせん価格が高い割に売却に苦労する

そして「微妙」ゾーンがオメガ、タグ・ホイヤー、IWC、ブライトリング、ベル&ロス、パネライ。
このあたりはモデルによって人気不人気の差が大きく、また「異常に」高価ではないので、ある程度の値下がりを許容でき、デザインが気に入れば(これらブランドはデザインに特徴があるので、それを気に入れば)”買い”の部類です。

もうひとつ「超微妙」ゾーンはオリス、ロンジン、ティソで、これは売却に苦労しますが、製品を気に入り購入金額を捨てる気であれば(さほど高価ではないので)許せる部類。

前置きが長くなりましたが今回検討するのは価格がもっと低いゾーンで(5万円以下)、これにも「優良」と「微妙」があります。

まずスント、ルミノックス、ニクソンは「優良」。
価格がさほど高くなく、しかも購入した金額からほとんど下がらずに売却できるので買い替えも容易です。

微妙ゾーンはシチズン、テンデンス、タイメックス。
テンデンスは一時売りやすい時計ではありましたが、最近はベル&ロス同様、一気に人気が下がりましたね。

「危険」ゾーンはイッセイ・ミヤケで、これはなかなかのデザイン性を持つのですが、売却は難しく、購入金額を捨てる覚悟が必要ですね。

現在購入を検討している比較的安価な腕時計(4万円以下)を順に紹介してゆきますが、まず筆頭はスント・コア・クラッシュ。
ぼくはスントがけっこう好きで、おそらく単一メーカーではもっと多くの腕時計を購入したブランドであることは間違いありません。

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とくにヒマラヤに登った時やチベット放浪時など極限の地においてその機能は非常に重宝し、まさに心の友というか戦友のような感じですね。
「クラッシュ」は比較的新しいシリーズですが、ほかの「コア」の弱点とも言える「ベゼルの文字の小ささ」をクリアしたもので、過酷な環境下においても視認性が高くなっています。
中古だと3万円前半くらいですね。

なおベルトはバネ棒ではなく4個のコマで取り付けられており、これがデザイン上のアクセントと構造上のフレキシビリティ確保の役立っているのですが、バネ棒に比べてネジの緩みによってベルトが外れる可能性が格段に向上しており、これはアウトドアウォッチとしては致命的かもしれないと考えています。
よってぼくはスント(コア)を購入した時はいったんベルトと本体/バックルを分解し、ロックタイトを塗った上で再度取り付けるようにしています。

次いでルミノックスの「ネイビーシールズ」。
シンプルですが軽量で、さすがはミルスペックを備えるだけあって使いやすい時計です。
インデックスにはトリチウムを使用したカプセルが使用され、暗いところでも時間の確認が容易なのも良いですね。

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次いでシチズンのプロマスター「アルティクロン」。
高度や方位を計測できるという点ではスント・コア同様ですが、こちらはなんとアナログ指針での表示。
これはシチズンのこだわりでもあり、それがデザインの一部となっていますね。
ただケースサイズは49ミリと異常に大きく厚みもあるので着用できる場面は限られます。
新品だと5万円前後ですが、中古だと4万円を切る個体も。
どうせガシガシ使うので、中古でも問題は無さそうです。

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そして以前にも紹介した、セイコー×ジウジアーロの復刻モデル。
こちらは値引きしてはいけない決まりでもあるのか、ほぼ価格が一律ですね。
ただオークションだと監視の目が届かないためか少し安く売られているようです。

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タグ・ホイヤーの「セル」。
も新品では手に入らないので中古のみですが、デジアナ仕様の「セナ」モデルが良いですね。
意外と人気があるようで、程度が良いとけっこう良い値が付くようです。

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やはりセイコーのジウジアーロモデル。
これも中古しか手に入れることができませんが、価格は上昇傾向。
シルバー、ブラック、ゴールドがありますが、ゴールドは面白い選択かもしれません。
ただ、ときどき復刻版が出るので、そのうちに再販されるかもですね。
気になるのはベルトで、昔ながらの「金属を巻いて輪切りにした」安っぽいベルトであること、バックルも安っぽいものであるところ。
セイコーは高価なアストロンでもバックル形状がイマイチなので、こういったところにはあまりこだわらないのかもですね(ここはパテック・フィリップを見習って欲しい)。
なおこの腕時計は以前にも使用していたことがあり、壊れた後に廃棄処分にしたのですが、今思うと保管しておけばよかったですね。

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ちなみにぼくは機能がたくさんある腕時計が好きなのですが、それはトゥールビヨンや永久カレンダー、ミニッツリピーターという時計本来の機能よりも、高度計や温度計など「腕時計が本来持つものではない」機能を備える腕時計に惹かれる傾向があります。

よってデジタルやアナデジに惹かれることになりますが、デジタル時計を身につけるとかなり安心します(アナログ腕時計の時間表示はなんとなく信用出来ない)。

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