最近ちょっと相場の下がり気味なランボルギーニ・ガヤルド。
ウラカンが登場する直前まではけっこう高いレベルの相場を維持しており2300万円辺りの個体も見かけましたが、最近は相場が下がっている様子。
反面相場が上がっているのがNAフェラーリで、カリフォルニアは20-30%くらい相場が上がっているように思います。
マクラーレンも比較的高値安定ですが、なぜかいまガヤルドのみ相場が割安に。
ちょっと中古車検索をかけてみるとヒットするのは45台。
円安へ移行した時にこぞって海外のバイヤーが日本のガヤルドを買いあさり、一時はイエローの個体がなくなる(アメリカで大人気)現象が発生しましたが、今はイエローの在庫もある模様。
なおもっとも在庫潤沢なのは2004年式で、2004-2005年式で1100万円ほど(これはかなり高価と言わざるを得ませんが。10年前なので)、2007年式で1400万円、2011年式で1900万円、2013だと年式だとさすがに2400万円程度(これはほぼ新車価格に近い)。
2006/2007/2008/2009/2010年式あたりはほぼ在庫が無く、おそらくこのあたりは年式と価格とのバランスが良いのでしょうね。
2009-2010年式だと1700-1800万円あたりで売られていたりするので、ウラカンに比べても乗り出しで1500万円ほど安い、ということになります。
なお2004-2005年式はラジエターのファンとエアコンが弱いとされ、これらは2006年式から改善されていると言われます。
2009年モデルでは大きなフェイスリフトがあり、見た目はあまり変わらないながらもドアの品番まで変わるというほどの変更を受け、エンジンはじめ大幅に改良されています。
それまで若干壊れやすかったフロントリフターのアクチュエーターも改良されているようで、2009年式以降はほぼトラブルフリーと言って良さそうです。
ガヤルドといえばeギア、eギアといえばクラッチですが、現在の素材は改良されており、低年式モデルであってもいまクラッチを交換すると最新素材のクラッチになるので耐久性はお墨付き。
かつては7000キロあたりで交換と言われたクラッチですが、20000キロ無交換、というケースも珍しくないようです。
2004-2005年式だと潜在的なトラブルがありそうですが(そのためショップも保証無しのところが多い)、良く整備された個体を購入して1年程度で売れば維持費もかからず、売却時の損失もほぼ無さそうですね。
逆に長く乗るのであれば、やはり高年式(できれば2009年以降)を選んだほうが良いでしょうね。