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昔は軽自動車が軽視されていたものの、今ではそういった風潮がなくなった理由を考えてみた

2017/12/23

昔は軽自動車に乗っているとバカにされたものだった

ふと思ったのですが、ときどき「昔は軽に乗っているとバカにされた」と言われますよね。
裏返せば「今は軽に乗っていてもバカにされない、ということになるのだと思われます。
つまりは自動車の価値観におけるパラダイムシフトが発生し、かつ自動車がステータスシンボルとして見られなくなったので、自動車の大小や区分によって所得を判断するのは今時ナンセンス、ということになりそうです。

昔はそれなりの理由があった

確かにこれには一理あるとは思うものの、「昔は軽がバカにされて、今はバカにされない」大きな理由は別にある、とぼくは考えています。
その理由とは、「昔の軽自動車は、基本的に安物だった」ということ。
今のようにオシャレな軽自動車も、見るからに楽しそうな軽自動車もなく、自動車メーカー自体が「軽自動車は必要に迫られて、どうしても安い車が必要な人や会社向け」として捉え作っていたのだ、ということです。

そのため見た目や快適性にコストをかけることはほぼなく、言うなれば軽自動車は軽トラの延長線上で、「屋根が全部あって人が乗れる軽トラ」くらいの感覚だったのではないかと考えています。
よって何もかもが質素で、ボディカラーについても選択肢が少なく、いわば「事務用品」的な位置付けであったのではないか、と。

そういった状況なので、軽自動車に乗っている人は「金銭面だけではなく」、「モノを選ぶセンス」についても疑問視されていた可能性があり、そこが「バカにされる」というところにつながっていたのかもしれません。

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しかしながら、現在の軽自動車では見た目がオシャレで内装も充実しており、かつ見た目も「夢が広がりそう」なデザインが多数用意され、むしろコンパクトカーやエントリークラスのセダンよりも軽自動車の方が楽しそうに見えますよね。

そういった状況では軽自動車がバカにされることは当然ないとも考えられますが、ある意味では「軽自動車(のポジショニング)に対する考え方が変わった」というよりは「軽自動車そのものが変わったのが主因」だとも考えられます。

これは軽自動車に限った話ではない

例えば腕時計だと、G-SHOCK登場前はデジタル時計に市民権はなく、「仕事の場でデジタル時計なんぞしていようものなら」という時代があったわけですが(電卓つきなど多機能なものは除く)、G-SHOCKが登場してからというものはそういった風潮が変わり、デジタル時計(G-SHOCK)を腕にはめていても「あっ、この人はこの時計が好きで身につけてるんだな」と判断されるようになった状況と似ているかもしれません。

バイクにおいても「(ちょっと大きめの)スクーター」は完全に格下扱い、もしくは特定職業の人が乗る乗り物でしたが、ヤマハ・マジェスティ登場以降は一気にその雰囲気が変わってしまった(ビッグスクーターブーム)のも同じような状況だと認識しています。※ぼくが最初にヤマハ・マジェスティを購入した頃、それはそれはバカにされたものだった



要は人々の価値観がシフトする時というのは「それまでの既成概念を崩すようなインパクトのある製品の登場」がきっかけで、魅力的な製品の登場が、その製品カテゴリそのものに対する人々の認識を変えてしまうのだ、と言えそうですね。

さらに言うとパーソナルコンピューターにおける「iMac」もそうで、それまで「パソコン持ってる」と言うと「オタク」と言うレッテルを貼られていた状況がiMacの登場によって様変わりすることに(これはインターネットの登場という”きっかけ”もありますが)。
スポーツでも「タイガー・ウッズの登場で、ゴルフが一気に”儲かる”スポーツになった」と言われ、こういった傾向はあらゆる業界で発生しているのかもしれません。

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逆に「オワコン」化しようとしているスポーツカーは「そのカテゴリに魅力的な車がないから」かもしれませんし、「F1」においても「単に魅力を失った(規制ばかりで面白くない)から」人気がなくなっているだけなのかもしれない、と思ったりします。

軽自動車に話を戻すと、時代の変遷における価値観のシフトが(軽自動車の地位向上における)遠因であることは間違いないものの、その価値観のシフトもまた「モノ起点」で発生していると考えられ、そしてそこへ「本質的価値そのものが向上した軽自動車」が登場したたことによって、この価値観のシフトが完了した、と言えるかもしれません。

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