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もうガソリンエンジンではエレクトリックカーに加速で勝てない?ゼロヨンランキングTOP10のうち4台、TOP5では3台が「エレクトリック化された」スポーツカー

2019/09/14

| そして今後は間違いなくこのランキングは”すべて”HVやEVに |

ポルシェはブランド初となるEV「タイカン」を発表したところですが、これはガソリン車をも食いかねないポテンシャルを持つハイパフォーマンスEV。
そのほかのメーカーも様々なハイパフォーマンスEV/ハイブリッドカーを発売していて、そこで気になるのが「これらエレクトリックカーはどれくらい速いのか」。

今回Select Car Leasingがパワートレインとわずハイパフォーマンスカーの1/4マイル、つまりゼロヨンの加速タイムをピックアップしていますが、その結果は驚くべきものとなっています。

ゼロヨンランキングTOP10のうち、4台が「エレクトリック化」

今回公開されたランキングのうち、なんと10台のうち4台がエレクトリック化されたクルマ。
さらにベスト5だけ見ると、なんと3台がハイブリッドという顔ぶれに。
この結果を見ると、「もうエレクトリック化抜きでは加速ランキング上位に入り込めない」ということもわかります。

なお、このランキングにカウントされているのは「発売済み」かつデータの公表されているクルマのみ。
よってデータ非公開のブガッティ・シロンは入っていませんが、データ未公開のポルシェ・タイカン・ターボS、未発売のピニンファリーナ・バッティスタ、リマックC_Two等も入っておらず、今後これらが入ってくれば(いかにシロンがカウントされても)ランキングは「エレクトリックカーだけ」になるのかも。

1.ダッジ・チャレンジャーSRTデーモン(9:650秒)

トップは「ガソリンエンジンオンリー」のチャレンジャー・デーモン。
ただしこのクルマは標準で「助手席なし、ドラッグタイヤ装備」というドラッグレースに勝つためだけに作られたクルマであり、この結果はある意味では当然とも言えますね。
なおエンジンは6.2リッターV8スーパーチャージド、840馬力、価格は75,000ポンド。

2.ブガッティ・ヴェイロン・スーパースポーツ(9:700秒)

2番手もガソリンエンジン(8リッター・クワッドターボ、1200馬力)のブガッティ・ヴェイロンSS。
価格は120万ポンドです。

3.マクラーレンP1(9:800秒)

ここで「ハイブリッドカー」の登場ですが、マクラーレンP1は3.8リッターツインターボV8にシングルモーターを持ち、システム合計出力は903馬力、価格は953,000ポンド。
なお、ファラデー・フューチャーFF91もマクラーレンP1と同じ9:800秒だとアナウンスされています。

4.ポルシェ918スパイダー(9:800秒)

こちらもやはりハイブリッドカーで、しかもPHEV。
4.8リッターV8エンジンに2モーターを持ち、770馬力を発生します。
価格は70万ポンド。

5.フェラーリ ラ・フェラーリ(9:800秒)

ラ・フェラーリもやはりハイブリッドカーで、6.2リッターV12にHY-KERSシステムを組み合わせ、950馬力を発生します。
価格は115万ポンド。

6.マクラーレン720S(9:900秒)

マクラーレン720Sは4リッターV8ツインターボエンジンのみを動力源とし、出力は720馬力、そして価格は208,000ポンド。

7.リマック・コンセプト・ワン(9:920秒)

このリストの中では唯一のピュアエレクトリックカー、リマック・コンセプト・ワン。
4つのエレクトリックモーターを装備し、出力は1340馬力、価格は88万ポンド。

8.ブガッティ・ヴェイロン(10:100秒)

8リッター・クワッドターボ、1184馬力を誇るヴェイロン。
価格は110万ポンドです。

9.フェラーリ488ピスタ(10:100秒)

3.9リッターV8ツインターボエンジンを搭載し、710馬力を発生するフェラーリ488ピスタ。
価格は252,000ポンドに設定されています。

10.ランボルギーニ・ウラカン・ペルフォルマンテ(10:200秒)

そして10位は5.2リッターV10エンジンを搭載し、640馬力を発生するウラカン・ペルフォルマンテ。
駆動方式は4WD、価格は207,000ポンド。

以上がゼロヨン加速TOP10ですが、その価格帯や駆動方式もけっこうバラバラ。
おそらく今後、このランキングは「エレクトリックカーだらけ」になりそうではあるものの、一方で「サーキットの走行タイム」だとまだまだガソリンエンジン搭載車に軍配が上がりそう。

というのもガソリン車のほうが「軽いから」で、マクラーレンは実際のところ、サーキットでの走行性能を追求した「セナ」では、P1に搭載されていたハイブリッドシステムを外していることからも理解ができます。
ここが「エレクトリックスポーツ」と「ICE(ガソリンエンジン)スポーツ」との棲み分けのポイントかも知れませんね。

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