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フェラーリが2021年に発売する新型SUVはこうなる?ローマ同様、ロングノーズになりそうなその理由

2020/02/25

| 新型SUVのプラットフォームはローマと共有 |

つい先日、フェラーリのマーケティング部門を管理するエンリコ・ガリエッラ氏が「フェラーリの新型SUVは、ローマのプラットフォームを採用する」と発表したばかり。
なお、ローマはポルトフィーノのクーペ版という話であったものの、いざ発表されてみると「ほぼ別モノ(とくに内装)」。
そしてエンリコ・ガリエッラ氏がわざわざ(SUVのプラットフォームにつき)「ローマ」と名指しにしたことを鑑みるに、ローマは(ポルトフィーノとは異なる)固有のプラットフォームを持つと考えても良さそうです。

フェラーリ「新型SUVを2021年に発売、新型ハイパーカーは2022年に発表し、パワーよりも軽量性とエアロダイナミクスを追求する」

フェラーリのSUVはこうなる?

そこで今回、LACO Designが早速ローマをベースにしたフェラーリのSUV(フェラーリ・ユーティリティ・ビークル=FAV)のレンダリングを公開。
フェラーリは新型SUVについて「プロサングエ(Purosangue)」と呼んでいるものの、これは車名というよりはセグメント名(もしくはその細分化)だと考えられ、イタリア語にて「サラブレッド」に近い意味を持つようです。

フェラーリ製SUVの名称は”サラブレッド”を意味するプロサングエ?「セグメントで最も楽しいクルマとなる」

フェラーリとしては、おそらく「フェラーリにとっての新種ではなく、フェラーリのDNAに忠実に従ったクルマ」ということを表現したかったのだと思われますが、そのスタイリングについては「いかにもSUV」ではなく、「スポーツカーをリフトアップしたクロスオアーバー風」になる、とも。

これはアストンマーティン初のSUVである「DBX」にも近い手法と言え、しかしフェラーリでは「よりスポーツカーに近づける」可能性もありそうですね。

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そんなわけで、今回の「フェラーリのSUV」を予想したレンダリングは「ローマのリフトアップ版」とも言うべきモデルとなっていて、ローマの車高を上げ、ドアを4枚にし、リアの居住性をちょっと増したという印象。

なお、実際のプロサングエについては、「GTC4ルッソ」並み、もしくはそれ以上の積載性を持つと考えられ、もうちょっとワゴンっぽい形状になるのかも。

フェラーリは「ローマ」にて新しいデザインを採用

ちなみにフェラーリはローマにてはじめて「シャークノーズ」を採用していますが、これはノーズ先端上面を長く取ることができるため、「よりロングノーズ」に見せることが可能。

そしてSUVは居住性確保のためにキャビンをフロント側に押し出すというデザイン/構造的手法を一般的に採用し、しかしキャビンが前寄りになればなるほど(もしくはボンネットが短くなればなるほど)「生活感」が出ることになります。
この「生活感」を解消するのがボンネットを長く見せるシャークノーズでもあり、これはマツダCX-5やCX-30を見るとよくわかるかもしれません。

よってフェラーリは新型SUVについても、より優美でクラシカルに見せるためにシャークノーズを採用するだろうと考えていますが、フェラーリ自身はこの新型SUVのフロントに「V6、V8、V12を詰む可能性がある」とも述べており、その観点からも「自ずと構造的にノーズは長く」なりそうですね。

フェラーリの新型SUV(コードネーム:175)はV6、V8、V12エンジン搭載、さらにハイブリッドも。「これまでのフェラーリとは異なるチャレンジを行う」

VIA:LACO Design

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