メルセデス・ベンツ300SL（SLKベース）のレプリカが由緒ある競売に。予想落札価格は1500万円

メルセデス・ベンツ300SL（ガルウイングボディ）は世界で最も人気の高いクラシックカーの一つだと言えますが、それをメルセデス・ベンツSLK32 AMGで再現してしまった個体がオークションに登場予定。
これはヒューストンのディーラーが製作したものとされ、そのために精度や機能についても「折り紙つき」と言えそうです。

なおアメリカでは「見栄を張る」ためのレプリカではなく、「もう手に入らない歴史的遺産をなんとか手にしたい」「本物は日常的に楽しめないので、手軽に使えるものを」という欲求を満たすためにレプリカを製造することがあり、今までの数々の「真面目な」レプリカが登場。

今回のメルセデス・ベンツSL300のレプリカもそういった類に入るかと思いますが、「可能な範囲で」忠実にSL300を再現しているのがわかり、外観ではホイール、内装でもステアリングホイールなど細部は異なるものの「雰囲気」はしっかり出ていると思います。

多大なコストを投じずに雰囲気を楽しもう、という感じが出てますね（テールランプなどはどこから見つけてきたんだろうかと思うほど）。

エンジン、サスペンション、ドライブトレーンなど基本部分は全てメルセデス・ベンツ純正パーツを使用。
エンジンは3.2リッターV6、もちろんAMG製で349馬力を発生します。
予想落札価格については最高で1500万円程度とみられており、努力相応の価値が認められている、とも。
なお出品もとは由緒正しいRMサザビーズであり、こういったレプリカも「ちゃんとしたコレクション価値がある製品」と考えられていることもわかります。