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アストンマーティンDB11”V8”発表。AMG製エンジンを搭載し、魅力的な価格設定で市場を席捲する予感

2017/06/28

アストンマーティンがメルセデスAMG製のV8エンジンを搭載したDB11を公開。
日本においても実車がシークレットイベントにて公開されており、その際はもちろん撮影禁止、さらには「口外禁止」という厳しい環境でのお披露目となっています。
現在のDB11はV12ツインターボ(これはアストンマーティンいわくAMG製ではなく自社製)を搭載していますが、これにダウンサイズしたV8エンジンを搭載したモデルが登場、ということになりますね(価格について、本国ではV12に比べて200万円ほど安い)。

今回は明確にAMG製エンジン採用だと公表しており、AMG GTなどに積まれる4リッターV8がそのパワーソースとなっています。
出力はV12ツインターボの608馬力に比較して503馬力、0-100キロ加速は3.9秒から4.0秒となりますが、エンジンのトルクそのものは「ほぼ一緒」で非常に扱いやすいキャラクターだと想像できますね。

エンジン型式は今回公開されていないものの、おそらく「M178」と思われ、AMG GTだと462馬力、AMG GT Sでは510馬力、AMG GT Rだと585馬力という仕様。
AMG GT Sの510馬力よりもDB11 V8の出力が抑えられたのは「大人の事情」と思われ、日本だと馬力の近いAMG GT Sは1930万円の設定ですが、DB11 V8の価格設定においてもモロモロの配慮から「これより高い」値付けになるだろう、とは予想しています。

トランスミッションについては現在情報がありませんが、順当なところでは「エンジンとセット」でAMGから供給を受けている可能性が高く、となると「7速スピードシフトDCT」なのかもしれません。

なおエンジンについて、”そのまま”AMGから譲り受けただけではなく、アストンマーティン側でキャリブレーションを行いプログラムを変更した上でサウンドもチューニング。
あの「ライオンが耳元で吠えるような」エキゾーストサウンドは健在、と思われます。

エンジンがV12からV8となることでフロントが軽くなり、パワー、最高速、加速は「ちょっと」落ちるものの依然として「速い」車には変わりなく、よりアフォーダブルな価格設定(日本だと、もしかすると2000万円を切るか?いや難しいかも)でアストンマーティンの雰囲気が味わえるとなると、非常に訴求力の強いモデルではないか、とも思えます。
価格設定によってはレクサスLC500とモロに競合する可能性もあり、ポルシェだとカレラ4Sカブリオレ/カレラ4GTSカブリオレあたりと同じ価格設定となるかもしれず、相当に魅力的なモデルと言って良さそうですね。

アストンマーティンによると「もっとも洗練されており、もっとも完成されたアストンマーティン」とのことですが、今後さらにアストンマーティンを成長させる原動力となることは間違いなさそうです。

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