
| 「なんちゃって」だと揶揄されることが多いホンダ プレリュードだが |
実はその「走り」はなかなかのものである
「直線での加速が遅すぎ」と話題になったホンダ プレリュード。
さらには「FFハイブリッド、AT」というパッケージングから「スポーツカーと呼べるハンドリング性能を備えているのか」という疑問も囁かれていた昨今ではありますが、今回スペインの自動車専門メディア「km77.com」が実施した名物企画「ムーステスト(エルクテスト:緊急障害物回避テスト)」にプレリュードが登場し、シビック Type Rから引き継がれたサスペンション構造と優れたシャシーバランスを発揮して見事なハンドリング性能と高い安全性を証明することに。
ここでは、この動画によって明かされたパフォーマンスの分析とともに、プレリュードの走行性能の秘密や今後の展開への期待について考えてみたいと思います。
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この記事の要点(3行まとめ)
- ムーステストを余裕でクリア:時速70km/h超での急なレーンチェンジでも車体が乱れず、卓越したコントロール性を実証。
- Type R譲りの足回り:シビック Type R由来のサスペンションコンポーネントとアダプティブダンパーが威力を発揮。
- さらなるハイパフォーマンス版への期待:「Si」や「Type R」といったより刺激的なモデルの追加を望む声も急増中。
過酷な「ムーステスト」で見せた新型プレリュードの真価
ムーステスト(Moose Test)とは、走行中に路上へ突如飛び出してきた大型野生動物(ムース等)を回避し、即座に元の車線へ戻る動作を模した過酷な動的テストです。
過去には転倒してしまうSUVや、電子制御介入で不自然な挙動を見せるクルマも多く存在したこのテストにおいて、新型プレリュードはスポーツクーペに相応しい素晴らしい走りを見せたというわけですね。

テスト条件と車両スペック・特徴一覧
| 項目 | テスト内容 / 車両スペック |
| テスト実施メディア | km77.com(スペインの自動車メディア) |
| テスト内容 | 障害物回避性能(ムーステスト)およびスラローム走行 |
| プラットフォーム | ホンダ新世代フロントドライブ・プラットフォーム |
| サスペンション機構 | シビック Type R由来のコンポーネント+アダプティブダンパーシステム |
| 駆動方式 / パワートレイン | FF(前輪駆動) / 2.0L e:HEV ハイブリッド |
| 挙動特性 | 限界域でもリアが唐突に流れず、ステアリング操作に対してリニアに反応 |
テスト中のプレリュードはアダプティブサスペンションのモードを変更しても一貫して高い接地感をキープしており、タイヤのグリップを最大限に活かしつつ、ドライバーが意図したラインを正確にトレースしながら安定して障害物を回避する様子が収められています。
なぜプレリュードはこれほど曲がるのか?足回りとデザインの特徴
プレリュードがこれほどまでに高い運動性能を発揮できる理由につき、「車高(重心)が低いクーペだから」というだけでは説明がつかず・・・。
1. シビック Type R譲りのサスペンション技術
ホンダは新型プレリュードへと自社最強のFFスポーツである「シビック Type R」で培ったサスペンション回りのコンポーネントやジオメトリ技術を惜しみなく投入していて、これによりコーナー進入時のロールを最小限に抑え、ステアリングを切った瞬間に素早く頭が向くというレスポンス性能を獲得しているわけですね。

2. 絶妙なシャシーバランスと先進のアダプティブダンパー
プレリュードには走行状況に応じて減衰力を電子制御するアダプティブダンパーシステムが装備されており、日常生活での快適な乗り心地を保ちつつ、緊急回避時にはサスペンションを瞬時に締め上げて車体の揺り返し(揺り戻し)を抑制するといった制御を行うことによって「高い限界性能と安心感」をハイレベルで両立させることに。
さらなる高性能版「Si」や「Type R」登場の可能性
今回のkm77によるテスト動画はプレリュードの「シャシーの潜在能力(ポテンシャル)」が現在のパワートレインの枠を遥かに超えていることを印象付けており、つまりは「シャシーがパワートレインに勝る」状態です。
となると、さらに出力を向上させた「ハイパフォーマンスモデル(SiまたはType R)」の登場を期待したくなってしまいますが、ひとまず「タイプR」については「ない」ということがホンダ自身によって語られていますね。
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結論
今回実施されたムーステストの結果は、新型プレリュードが単に「スタイリッシュな見た目のハイブリッドクーペ」にとどまらず、いざという時の危険回避性能と純粋な走りの楽しさを兼ね備えた本物のスポーツクーペであることを証明するにほかならないもの。
高い限界性能を持つシャシーであることが実証された今、この優れたベース車を活かした今後の派生モデルの展開を含め、プレリュードの進化から目が離せないといったところでもありますね。※けっこう売れているようなので、ホンダはこのチャンスを活かして何かやってくるかもしれない
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