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AMG GT Rブラックシリーズ登場までにはあと数年。CEO「サーキットでの走行性能向上にフォーカス」

2017/09/23

メルセデスAMGのボス、トビアス・メアーズ氏がAMG GT Rブラックシリーズについて言及。
現在AMG GT Rブラックシリーズについては開発中としながらも、登場時期については「AMG GTのモデルライフ終盤に登場」としています。
AMG GTはまだモデルライフ前半だと思われ、となるとあと3〜4年ほどはブラックシリーズは登場しないということなのかもしれません。

現時点でスペックについては語られていないものの、これまでのブラックシリーズ自体が「公道を走るレーシングカー」のようなものなので、AMG GT Rブラックシリーズについても「ほとんどレーシングカー」のような過激な外観、そしてスペックを持つであろうことが容易に想像できます。

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なお、現在のAMG GT Rでも相当に高性能で、ニュルブルクリンクの周回タイムは相当に速く、となるともしかすると「ニュル7分切り」があるかも。

トビアス・メアーズCEO自身も「AMG GT Rは単純に加速を競うのではなく、サーキットでの速さを追求する」としていますが、これは最近のスポーツカーの一つの流行。
というのも、エンジンやトラクションコントロールの性能が相当に高まっており、これ以上は劇的に加速を向上させることは(エレクトリック化でもない限り)難しく、加えてブレーキ性能も大きく差をつけることも困難で、となれば他メーカーの車、他スポーツカー/スーパーカーとの差別化は「ハンドリング」が主な要素となってくるため。

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加えてサーキットでのタイムを短縮するには(加速性能は高止まりしているので)ハンドリング面を改善するのが最も効果が高いと考えられ、それはランボルギーニ・ウラカン・ペルフォルマンテが実証した通り。
ウラカン・ペルフォルマンテは他ライバルに比べて決してパワーが大きいわけでもなく、そして0-100キロ加速性能がずば抜けているわけではなく、しかしその「アクティブエアロデバイス=ALA」が高速コーナリングに大きく寄与(もちろんこれだけではないのですが)。
結果としてサーキットの走行タイムが飛躍的に向上し、「ニュルブルクリンク市販車最速」の座を手に入れることに。

そういったこともあり、各社とも「最高速」や「0-100」キロ加速よりも「ニュルブルクリンクのラップタイム」を重視する傾向が強くなっているのだと思われますが、もしかするとこれは「0-100キロ加速だとEVに敵わない」ために別の方向性での性能アピール方法を考える必要が出てきた、ということも同時に示しているのかもしれません。

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