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見せしめを通り越して「政治利用」「権力アピール」?再び比ドゥテルテ大統領が高級車を大量破壊

2018/03/18

| 今回はちょっと”やりすぎ”? |

以前にフィリピンのドゥテルテ大統領が不正に関税を逃れて輸入された高級車をブルドーザーで破壊する様子が世界中に衝撃を与えたわけですが、今回はその「第二弾」を敢行。
メルセデス・ベンツやBMWのセダンのほか、希少なBMW Z1、メルセデス・ベンツGクラス、アルピナB12、ポルシェ911GT3、マセラティ・クワトロポルテなどが思い切りよく破壊されており、何度見ても痛々しい限り。

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完全に政治利用?

こちらが破壊された後の車たち。

そして嬉しそうに演説するドゥテルテ大統領。
この演説に聞き惚れる観衆の姿も映し出されていますが、これを見て感じるのは「大量破壊を完全に政治利用している」ということ。
最初に押収した高級車を破壊した際は「みせしめ」の意味があり、これから不法に輸入する人を減らそうという意図があったと思われますが、今回は完全に権力アピールのために行なっているような印象があるようにも思います。

「みせしめ」は一回だけで十分だと思われ、それ以降は押収した車たちを国外へ売却するなどして国の収入としたり、その収益金を公共事業に当てるなどした方が良いように思われるものの、おそらくは最初に高級車を破壊した際の反響が予想をはるかに超えたものだったのでしょうね(そしてこれを利用しない手はないと考えたのかも)。

ちなみにフィリピンは色々と問題のある国で、基本的にコントロールが行き届いていない、と思うことも。
タクシーはその国の文化レベルを表すとは言いますが、ぼくはフィリピンにおいて、(流しだと)まともな料金で、そしてメーターを使用するタクシーにはあまり当たったことがなく、ほとんどの場合は「ぼったくり」。
よって乗車前に「メーターを使うように」と言ったとしても、「メーターは使わない。言い値で乗らないなら降りろ。他にタクシーを捕まえることができるならそっちに乗ればいい」というドライバーばかり。

その他にもとにかく「人にたかる」「人を騙す」という傾向が強い国という印象があり、こういった「根本」を解決せねば不法行為は減らないだろう、という印象があります(反面、ドバイはタクシー運転手の対応が素晴らしい。聞くと乗客からクレームを入れられると免許を取り上げられることがあったり、出稼ぎの場合は国外退去となる模様)。

それでは動画を見てみよう

こちらがその「ちょっと後味の悪い」動画、「Condemnation and Public Destruction of Contraband Vehicles」。

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