| なぜ?メルセデス・ベンツのキモ入り装備”MBUX”が新型Cクラスに装備されないワケ |
メルセデス・ベンツはフェイスリフトされたCクラスを発表していますが、これにはメルセデス・ベンツ自慢のコミュニケーションシステム「MBUX=Mercedes-Benz User Experience)が非搭載。
これは新型Aクラスにも搭載される「メルセデス・ベンツ一押しの機能」でもあり、なぜAクラスに採用されながらもCクラスには採用されなかったのか、その理由をメルセデス・ベンツ自らが説明。
MBUXには最新のプログラム構造が必要
なぜ最新のCクラスに搭載されないのかについて、メルセデス・ベンツのプログラム・マネージャーであるクリスチャン・フラー氏がCarAdviceに対し語っていますが、これは単にCクラスが「EクラスとSクラスのプログラムをベースを持つためで、Aクラスのものとは根本的に異なる」ため。
つまり単純な理由で「プログラム上の理由で対応ができない」ということで、さらに突き詰めるとMBUXはコミュニケーションだけではなく車両の”もっと深い部分”にまで関わっている、ということに。
最近のメルセデス・ベンツは巨大なモニターを持つことで知られ、その中でもとくにAクラスだけがこのMBUXを備え、12.3インチのデジタルメーターに加えて7インチもしくは(オプションで)10.25インチのモニターを装備。
さらにはヘッドアップディスプレイもオプションで選択できるなど視覚効果は抜群となっており、現代で最も進んだインターフェースを持つと言ってよさそう(ただしこれを超えるのはフォルクスワーゲン・トゥアレグで、なんと27インチのディスプレイを持つ)。
なおメルセデス・ベンツはMBUXについて最新プロモーション動画「Mercedes-Benz A-Class 2018: Just like You | MBUX」を公開していますが、内容を見ると完全に若年層にターゲットを合わせているようですね(たしかにデジタルネイティブでないと使いこなせないかもしれず、まずAクラスで採用したのは正解であったと思われる)。
なおメルセデス・ベンツCクラスはAMGモデルとともにフェイスリフトを受けたばかりで、最強モデルのC63 Sだと4リッターV8エンジンを搭載し510馬力を発生。
0-100キロ加速は4秒フラットというスーパーカー顔負けのパフォーマンスを持つモデルで、最高速度は時速290キロ(リミッター作動)。
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