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ほぼ新車状態のホンダS2000初期型(AP1)が5400万円で落札される。購入者はインディ500チャンプ

2018/11/15

| ほぼ新車、走行1900キロのホンダS2000をインディ500チャンプが購入 |

走行わずか1600キロのホンダS2000が、なんとアメリカにて5400万円という高額にて落札。
そして落札したのは2017年のインディ500チャンピオン、グラハム・レイホール選手だと報じられています。

ボディカラーは「フォーミュラレッド」で2000年式、そして走行距離は上述の通りわずか1600キロ。

初めて登録されたのは2013年

このS2000は、2000年からずっとホンダディーラーが保管していたものの、2013年に前オーナーへと売却され、その際の走行距離はわずか19キロ。
そこからそのオーナーは1590キロだけ走って今回競売にかけたということになりますが、とにかくそのコンディションは抜群。

外装はもちろんオリジナルのペイントのままで、インテリアも全くレストアの必要がないほど。
ホイールもノーマルが装着されており、タイヤも工場装着のポテンザS-02を履いたままだそう(しかしさすがに安全上これは交換した方が良さそう)。

なおホンダS2000には「前期(1999-2005)」と「後期(2005-2009)」モデルがあり、これは前期モデルのAP1。
その大きな違いはエンジンですが、S2000前期は250馬力の2リッター4気筒、後期は245馬力の2.2リッター4気筒。
出力が後期型で下がっているのは「レブリミット」が9000回転から8000回転に引き下げられたためで、これは「あまりにも前期型のエンジンがピーキーで扱いにくかったから」。

前期型はまさに「4輪のバイク」ともいうべき高回転型の特性を持っていたものの、後期型では「乗用車っぽい」トルク重視のセッティングとなっているわけですね。

よって一部では「前期型」を好む人も多く、グラハム・レイホール選手もその一人。
グラハム・レイホール選手は1989年生まれで、父親のボビー・レイホール氏もインディ500での優勝経験を持つ「レーシングドライバー一家」です。

グラハム・レイホール選手のインディデビューは2008年で、2013年からは父親の運営する「レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング」から参戦中。

そしてグラハム・レイホール氏は今回の落札に際し、こう語っているのが印象的です。
「ずっと我が家ではS2000を欲しいと考えていたし、自分自身もぜひ手に入れてみたかった。親父はレッドのS600を持っているが、このS2000がレイホールファミリー・コレクションに加わることになって嬉しい。もちろんオレは生まれてからずっとホンダ党だよ」。

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