このリヤディフューザーは自動車史上例を見ない
先日目撃された「パガーニ・ウアイラBCのもっと過激なバージョン」ですが、今回は鮮明な画像にて捉えられることに。
この画像を見ると、ドアミラーやランプを除く「ほぼ全て」のボディパーツがアップデートされているようにも見えます。
リアから見ると最初に目を引くのは巨大な、そしてレーシングカーばりのリアディフューザー。
さらには巨大なリアウイングに加えシャークフィン、ルーフにはシュノーケルも装着されているようですね(テールランプの上にもフラップが追加され、サイドステップ形状も変更に)。
「ウアイラBC」よりも過激なのは間違いない
なお、パガーニはウアイラのハードコアモデル「BC」」をすでに投入。
これはエンジン出力を60馬力アップの789馬力に、そして重量はマイナス132キロ軽量化し1320キロにまでダイエットした過激マシン。
そのほか足回りの変更、トランスミッションの変速スピードを40%速めるなど「考えうる限りの」走りに関する改造を施したモデルであり、3億7000万円という価格にもかかわらず、生産予定台数全て(20台)を一瞬で売り切ってしまったという伝説を持っています。
そして今回目撃された謎のプロトタイプですが、そのエアロパッケージからしてウアイラBCよりも過激なエアロパーツを持ち、更に高いパフォーマンスを誇るのは間違いなさそう。
このプロトタイプが一体何なのかは不明で、考えられるのは個人の「オーダー」による特別仕様車、もしくはル・マンに新設される「ハイパーカー専用」のGTPクラス参戦用車両あたり。
突出したフロントリップ、日常の使用に間違いなく支障をきたすであろうリアディフューザーを見るに「公道走行できない」つまりサーキット専用モデルだとも想像できるものの、テスト用に一応ナンバーは取得しているようで、もし実際に発売される車両も「公道走行可能」であれば、メルセデス・ベンツCLK-GTR、ポルシェ911GT1、アポロ・インテンサ・エモツィオーネと並び、自動車史上もっとも過激なロードカーと呼ばれることになりそうですね。
しかしながら現時点ではパガーニから何のアナウンスもないので「発表まで待つ以外には無い」というのが実情でもあり、「もしかすると」3月のジュネーブ・モーターショーにて何らかの発表があるのかも。
なお、画像を見るとブレーキキャリパーはブレンボの開発した「新型(従来のブレーキキャリパーに比べて8%軽い)」を装着しているようですね。
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