オーナー友人の開発による、特殊なメタルフレークを使用した「世界にひとつ」の塗装
世界中からスーパーカーのレビューを届けてくれる女性ユーチューバー、スーパーカーブロンディさん。
これまでにもケーニグセグ・レゲーラや5000馬力のデヴェル・シックスティーン、アポロ・インテンサ・エモツィオーネ(IE)の試乗レビュー、ピニンファリーナ・バッティスタなどレア中のレア車のを紹介しています。
そして今回はなんと「東京」から世界に一台のボディカラーを持つ、そしてオプション総額1億円を超えるブガッティ・シロンをレポート。
このボディカラーは世界にたった一台のみ
このブガッティ・シロンの大きな特徴は「ボディカラー」。
特殊なパウダーを使用して「ラメ」のような輝きを演出していますが、これはこのシロンのオーナーさんの友人が開発されたとのことで、そしてオーナーさんはブガッティ本社にこのパウダーを持ち込んで塗装を依頼し、ブガッティはそれに見事応えた、とのこと。
ブガッティは「芸術性」をそのブランドのコアバリューに掲げていますが、まさにこれは芸術品だと言って差支えのない仕様ですね。
スーパーカーブロンディさんも「ダイヤモンドの粉を混ぜた塗料を使用したケーニグセグを見たことがあるが、ここまでの輝きではなく、このシロンの美しい輝きはいったいどうやったら出せるのかわからない」とコメント。
ちなみにこのボディカラーは当然ワンオフですが、カラー名はオーナーさんの名が冠された「ヒデト・ブルー」。
多くのスーパーカーメーカーがワンオフカラーに対し、オーダーしたオーナーさんの希望する名称を与えるケースが見られ、米国の実業家であるマイケル・フックス氏の「フックス・イエロー」、日本ではアヴェンタドールやフェラーリF12tdfでお馴染みの「ブロンゾ・マサル」有名どころ。
さらにこのブガッティ・シロンには数々の特別仕様が見られ、ドアミラーにはフレンチトリコロール。
リアウイングの裏は内装色と同じオレンジで、ブガッティ創業者であるエットーレ・ブガッティのサイン。
ホイールはポリッシュ、ブレーキキャリパーはオレンジ。
そしてスーパーカーブロンディさんはシロンの内装もレポート。
オレンジとブラックとのコンビネーションによる美しいインテリアです。
その後エンジンを始動させますが、日本語で流れるETCのアナウンス「カードを確認しました」にびっくり。
もちろん冗談ですが、「私がこのシロンの持ち主ではないから、降りろと言っているのかと思ったわ」。
このジョークの背景には、やはり日本=テクノロジーという認識があるのだと思われます。
その後はアクセルを踏んで、8リッターW16クワッドターボの咆哮を聴かせてくれます。
それでは動画を見てみよう
こちらが「世界で最も高価なペイント」を身にまとうブガッティ・シロンを紹介する動画、「Bugatti Chiron - The World's Most Expensive Paint Job」。
VIA:Supercar Blondie