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2018年モデルのマツダ・ロードスターは思っていたよりも変わっている!「静かなクルマを作れば誰も文句言わんのですよ。だがマツダは違う」

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| マツダはフィーリング向上のために必要な数字を逆算し、それを実現するための技術を開発している |

マツダはエンジニアのこだわりが非常に強い(ほかメーカーでもそうなのだと思われるが、マツダは戦略としてそれを全面に押し出している)ことで知られ、今回マツダの公式ブログにて「マツダ・ロードスターRFの2018年モデル改良点」をそのエンジニアたちの情熱とともに紹介しています。

「改良で目指したもの」として連載がはじまっていますが、ここで現在まで公開されているものを見てみましょう。

その1:SKYACTIV-G 2.0の革新への挑戦

まずはロードスターRFに搭載されるエンジン、「スカイアクティブ2.0」。
これについては「感の深化」をテーマに掲げ、マツダにてパワートレイン開発を統括・推進する藤冨哲男氏のコメント(下記)、取り組みを紹介しています。

「2.0Lはトルクが大きい分、1.5Lのように高回転域まで回さなくても十分走る性能を元々もっています。つまり2.0Lの高回転域は、ドライバーが意欲的に走る時にのみ使われる使用頻度が低い領域です。だからこそ、あえて2.0Lの高回転域における“感の深化”に取り組むことで、新たなドラマが芽吹き、感動に育ち、また乗りたい気持ちになると私たちは考えました」。

マツダとしては加速し続けている事を示せる指標のひとつとして“躍度(ジェット機が離陸するような、継続する加速感)”を掲げていて、かつこれは「計算」できるもので、マツダとしては必要な躍度26馬力アップの184馬力にレブリミットは700回転アップの7500回転にすることが必要だと結論づけた模様。

画像に含まれている可能性があるもの:テキスト

なお、躍度について、エンジン開発に携わる佐々木健二氏は下記のように語っています。

例えばエレベーターの場合、動き出しや停止する時の刺激を感じますが、動き始めると動いている感じがほとんどしません。逆に飛行機の離陸前はどんどん加速していることが分かると思います。これが躍度コントロールです。

加えて「サウンド」についても「感」の向上については不可欠だと考えていて「エンジン出力特性とセットで」調整されたようで、「まさかここまで手間をかけていたとは」という感じですね。

写真の説明はありません。

たしかにエンジンサウンドが変わるとクルマの性能が大きく変わったように感じられ、例えばスポーツカーは一般的に「高回転になると」バルブが開いてエンジンサウンドが高まって気分を盛り上げますが、フェラーリの最新モデル「ポルトフィーノ」では、エンジン回転が上がるよりも先に、アクセルを踏み込んだ時点でサウンドが高まるように感じられ、よって「すごくレスポンスがいい」と感じます。

そのほかアルピーヌA110だと「スポーツモード」に入れるとサウンドが変化しますが、これによってなんとなく足回りまで締まったような印象を受けることに。
ただ実際はアダプティブダンパーではないのでサスペンションの硬さは変わっていないものの、「それくらいエンジンサウンドがスポーツカーのフィーリングに与える影響は大きい」ということで、音の大小や音質だけではなく、どこでどういったサウンドを出すかが重要であるかがわかります。

写真の説明はありません。

ほか、エンジンサウンドではありませんが、内装がガタピシいうとそのクルマのボディ剛性が著しく低いようにも感じられ、音が人に与える影響というのはかなり大きく、かつ人間は様々な情報に基づきながらも「感情で動く」生き物なんだな、と改めて感じさせられますね。

マツダにてサウンドコントロールに関わる服部之総氏のコメントは下記の通り。

「実は、“音屋”は静かなクルマを造っておけば誰からも文句を言われません。しかし、それでは乗る人を楽しませることはできないと思います。音には音に課せられた使命というものがあります。人がどう感じるか、なぜそれをいいと感じるのか。今回はその中から音の大きさに着目してフィードバックを考えました。周波数・時間的な変化率などまだまだ試すべきことはたくさん残っています」。

そのほかにも、マツダが当初から掲げている「人馬一体」感についてはこういったコメントも。

一般的に応答性が良いと言われるクルマは、ドライバーのインプットに対して素早いフィードバックを返してくるために、キビキビとした動きとして感じられているケースが多くあります。「ただ、応答性にも『早い』と『強い』の2種類があって、ここが強すぎると、ドライバーがビックリして逆にコントロールが難しくなります。大切なのは人間のアクセル操作に対して、いかに素直に思った通りの強さで反応を感じれるか。この作り込みに一番時間をかけました」。

現在公開されている内容はいずれもマニアックなものばかりですが、マツダではまず「こうしたい」というものがあり、それに向けてエンジニアたちが飽くなき情熱をもってチャレンジを行い、様々な技術的ブレイクスルーを行っていることがわかるものとなっています。

画像に含まれている可能性があるもの:1人、バイク

そしてこういった取組というのは、やはり実際にクルマに乗ったときに体感できるものだと考えていて、こうやって「伝える」ことでさらに「あの感覚はこうやって実現されていたのか」という納得性を高めることに。

マツダは昔からエンジニアやデザイナーの情熱を前に押し出すコンテンツづくりを行ってきましたが、それが消費者に対して訴求力を持つことは間違いなく、トヨタはこれに倣ったのか、C-HRあたりからマツダ同様に「こだわり」を押し出す記事を(クルマの特設サイトに)挿入するようになっていますね。

写真の説明はありません。

現在公開されている「ロードスター改良秘話」は下記のとおりですが、マツダファンのみならず、クルマ好きであれば読んでおいて損はないかも。
もしかすると、マツダのみではなく他のクルマ、自分のクルマに当てはまる部分もあるかもしれず、「あのとき、ああ感じたのはこういったことだったのか」と腑に落ちるかもしれません。

ロードスター商品改良 開発秘話:第1回「改良で目指したもの」
ロードスター商品改良 開発秘話:第2回「エンジン性能開発」
ロードスター商品改良 開発秘話:第3回「サウンド性能開発」
ロードスター商品改良 開発秘話:第4回「パフォーマンスフィールの作り込み」

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