| おそらくレクサス史上、もっとも売れたモデルになるだろう |
レクサスがミニバンを発売というのは以前から囁かれてきたウワサではありますが、今回ついに上海モーターショー(4/18-4/25)にてそのミニバンが発表されるのではないかというウワサ。
今回、レクサス台湾が一枚の画像を公開していて、台湾ではこれがニューモデル「LM」だとして話題となっています。
レクサスは新型ミニバンを中国でヒットさせ、中国生産にて利益最大化というシナリオか
そしてレクサス台湾では、この画像に添えて「輸送機関としての自動車の限界をいかにレクサスは超えるのか。このクルマはプライベートな空間を新たな次元へと誘うことになる」という趣旨のコメントを記載しています。
そして「プライベート」「空間」というところからするに、これはやはり「レクサスの(スポーツモデルやSUVではなく)ミニバン」と考えるのが妥当なのかもしれません。
ただ、今のところ当の中国レクサス法人からはなんのアナウンスもなく正体は不明のままですが、いざ発売されると一部の国では相当な人気を誇ることになりそうですね。
現在、ミニバンが人気なのは一部の国や地域のみ
現在ミニバンが人気な地域は日本はじめ東南アジア、香港といったところ。
欧州や米国では「商用」「家庭向き」ということでミニバンが敬遠される傾向にあり、中国においても商用イメージが強いために富裕層はこれを好まないようですね。
ただし、おなじ中華圏でも台湾や香港では高い人気を誇り、とくにペニンシュラ香港(ホテル)では、ロールスロイス・ファントムと並び、顧客送迎用に「ペニンシュラグリーン」にペイントされ、内装も張り替えられたアルファードを顧客送迎用として使用しているほど。
レクサスは新型ミニバンで世界の常識を覆せるか
そしてもし本当にレクサスがミニバンを発売するとなれば、まさにそれは「一大事」だと考えていて、おそらく日本では「レクサス最量販車種」に成長する可能性が高く、東南アジアや香港でもそれは同じかもしれません。
そしてミニバンが好まれない中国においては、おそらく富裕層向けに「後部座席で愛人と楽しめる」という売り方がなされるはずで(台湾レクサスもそれを暗に示した記載を行っている)、となるとお金持ちのハートを掴む可能性が大。
さらにレクサスは中国で生産を行う可能性があり、このミニバンが中国でヒットし、中国生産となれば、レクサスの利益を大きく押し上げることにもなりそうですね。
かつ、「隣の国が陸続き」で道路が整備されている欧州ではクルマでの長距離移動が多く、そしてやはりレクサスのミニバンが新しい「ビジネスマンの選択肢」として受け入れられる可能性も(今でも一部、メルセデス・ベンツのバン”スプリンター”が使用されている)。
加えて米国においては「快適」「高級」という要素をクルマに強く求める傾向があり、そこへ「高級」で定評のあるレクサスがミニバンを投入すれば「今までのミニバンとは違う」といった受け入れられ方をする可能性が非常に高く、はじめて「LS」を投入したときのように、クルマ選びにおけるパラダイムシフトを引き起こす可能性もありそうですね。
なお、今年の上海モーターショーには、上海にできたポルシェ・エクスペリエンスセンター訪問を兼ねて視察に行こうと考えていたのですが、どうにもスケジュールが合わずに断念しています(申込みが遅く、プレスデーのパスをゲットできなかったというのもある)。
VIA:LEXUS TAIWAN