未だかつて、ウラカンをここまで改造した猛者は存在しない
これまでにもランボルギーニ・ウラカンを過激にカスタムしてきたアレックス・チョイ氏。
今回は今までにないほどの過激なカスタムが施されたウラカンのラリーバージョン「ユニコーンV3」を公開しています。
ルーフとドア、リアハッチ以外のパネルをすべて外し、代わりに鉄パイプで組んだ「外骨格」を装着するという、ヨン・オルソンでもここまではやらないだろうという魔改造ですね。
なお、つい最近まで、アレックス・チョイ氏のウラカンはこんな感じ。
ここから5ヶ月をかけ、「ユニコーンV3」へとカスタムした、とのこと。
ウラカン・ラリー「ユニコーンV3」はこうやって製造された
まずはチューニングショップへと運ばれるランボルギーニ・ウラカン。
養生しているのは、外骨格を組むにあたり、鉄パイプを当てながら制作することになるため、ボディ表面を「傷つけないように」という配慮かと思われます。
方向性に悩むアレックス・チョイ氏。
そして用意された鉄パイプ。
これを切断したり曲げたり、溶接して外骨格を組み立てます。
外骨格を組み立て、塗装した後に車体へと組み付け。
その後にタービンを装着します(テールパイプは4本出しで、消音装置は見えない)。
完成したランボルギーニ・ウラカン・ラリー「ユニコーンV3」はこうなっている
そしてこちらが完成したウラカン・ラリー”ユニコーンV3”。
ウラカンはもともとレース参戦(ワンメイクレース”スーパートロフェオ”やGT3、GTEクラス)を視野に入れて設計されたクルマであり、そのためにパネルの着脱が容易なこともひとつの特徴。
通常のクルマであれば、リアフェンダー含む車体後部の外板を取り外すには「切り取る」しかないものの、ウラカンの場合は加工無しで取り外せるとされています。
よって、このユニコーンV3も、不可逆的に見えていて、実は「もとに戻せる」のかもしれません。
フロントセクションからはモトのフェンダー、トランクフードが取り払われ、組み付けたパイプに取り付けられた「板」がそのかわりに。
車体のあちこちにはLEDドライビングランプ。
ラジエター、サスペンションも「むき出し」。
さすがにこの状態でオフロードを走って大丈夫なのかと心配になりますね。
ルーフにはパトランプのようなもの。
リアにはウイング。
エアインテークはフィルターむき出しへと変更されています。
インテークからタービンへ、そしてエキゾーストパイプ。
テールランプはパイプフレームに直接固定していますが、これは純正状態とは「上下逆」へとアレンジ。
ウイングはカーボン製。
こちらが実際に走行する姿。
それにしてもずいぶん思い切った改造をしたな、という感じです。
それでは動画を見てみよう
こちらが、アレックス・チョイ氏がランボルギーニ・ウラカンを思いっきり改造し、ユニコーンV3へと組み上げる動画、「Introducing Unicorn V3, The TWIN TURBO LAMBORGHINI RALLY CAR」。
VIA:Alex Choi