実際、テスラ・モデル3がここまで速いとは思わなかった
テスラ・モデル3がニュルブルクリンクを走行する動画が公開に。
動画に登場するのはモデル3「パフォーマンス」で、前後にモーターを搭載する「デュアルモーター4WD」。
出力は456馬力、0−100キロ加速は3.2秒、最高速度は261km/hというスーパースポーツ並みの性能を誇りますが、一方で一回の充電あたり走行可能距離は450キロという実用性の高さも持ち合わせています。
テスラは直線加速だけではなかった
なお、テスラ・モデルSやモデルXはゼロヨンにて非常に高いパフォーマンスを見せており、マクラーレン720Sを除くと「ほぼ無敵」。
よってテスラが直線で速いということはだれもが知っている事実だと思われますが、「サーキットではどうなの?」というのもまた、多くの人が疑問に思っていることかもしれません。
そこでこの動画がその疑問を解決してくれることになるわけで、まずはニュルブルクリンクへテスラ・モデル3にて入場。
なお、テスラ・モデル3にはサーキット用の「トラックモード」なる機能があるようですが、動画主によると「トラックモードは不使用」。
つまり普通のモードで走行している、ということですね。
そしてニュルブルクリンクにコースインした直後から並み居る走り屋たちをゴボウ抜き。
まずはニュルの「定番」、ゴルフGTIもオーバーテイク。
BMWM3もアッサリとパス。
アウディRS4?も難なく抜いてゆきます。
こんな感じとにかく抜いて抜いて抜きまくるという様子が動画にて確認できますが、そのパフォーマンスたるや恐るべし。
色々と問題が指摘されるテスラではありますが、これだけ歴史の浅い自動車メーカーが直線加速だけではなく、高い車体の基本性能が要求されるニュルブルクリンクにおいて、これだけの走りを見せるのはまさに驚異的(誇張抜きでほんとうにびっくり)。
BMWのドライバーが以前にモデル3を高く評価していましたが、「M3以上」のパフォーマンスも実証されたわけですね。
なお、テスラ・モデル3は現在ラグナセカ・サーキットにて、「量産EV」のコースレコード(1:41.28)を持ち、これはジャガーI-PACEよりも7秒、テスラ・モデルSよりも2秒速いタイムだそう。
ラグナセカでは日産R35 GT-Rのラップタイムは1:35.51、BMW i8は1:44.29を記録していますが、モデル3は「BMW i8よりも速い」ということに。
ただ、このタイムアタックを行ったモデル3はサスペンションが「専用チューン」となっているので純粋な市販車とは言い難く、ジャガーはそこを突いて「無改造EVでは最速」と主張しているようですね(仁義なき戦いの様相を呈している)。
それでは動画を見てみよう
こちらがテスラ・モデル3がニュルブルクリンクをサクっと走り、並み居るクルマをバンバン抜く動画、「Tesla Model 3 Performance | At The Nurburgring 2 Laps」。
そしてこちらはテスラ・モデル3とフェラーリ458とのドラッグレースを収めた動画、「Tesla Model 3 Dual Motor Performance vs Ferrari 458 1/8 Mile Drag Race」。