新型アウディTT/TTS国内発表！装備が大幅充実しながらも価格は8～23万円アップ

上位モデルの装備が下位グレードに落とし込まれ、どのグレードもお買い得に

アウディジャパンが「新型TT」を発表。
今回の「新型」とはフェイスリフト（マイナーチェンジ）を指しますが、「え？この前フルモデルチェンジしたのにもうマイチェン？」という印象もありますよね。
これには現行となる8S世代のTTが日本へと導入されるのが（本国に比べて）遅く、そのために「つい最近発売されたばかり」だと感じてしまうためでもありますが、フェイスリフトモデルについては思いのほか早く導入されたな、とも思います。

その装備内容はワンランク上に

なお、今回発売された改良型TTからそのグレード名が変更されて、ほかアウディの最新モデルでも用いられる「40」「45」等の数字を用いたものに。
新型TTのラインナップ、価格は下記の通りです。※カッコ内はフェイスリフト前の価格

アウディによると、ベースモデルとなるTTクーペ40TSFIの出力が＋17PSとなるなど大幅にパフォーマンスが向上している、とのこと。
加えてこのモデルのみが7速Sトロニックを搭載しており、燃費においてもかなり優れるであろうことがわかります。

そして先代となる８Jでのフェイスリフト同様、スタンダードモデルのエクステリアは先代「Sライン」同等へ。※Sラインは前後バンパーやサイドステップなどがスポーティーになり、内装もアップグレードされるパッケージオプション
加えてシングルフレームグリルには、アウディR8を連想させるマットブラック仕上げの3Dハニカムメッシュを採用しています。

なお新型TTのS line装着車/TTSについては前後バンパー、サイドスカート、リアディフューザーが新デザインとなり、シングルフレームグリルがグロスブラック仕上げに。

新型アウディTTはインテリアもより上質に

新型アウディTTのインテリアでは、これまでSラインのみにしか設定のなかった「エクステンデッドアルミニウムルックインテリア」がオプションのスタイルパッケージ（40 TFSI）やコンフォートパッケージ（45 TFSI quattro）にて選べるようになるなど、選択肢も充実しているようです。

さらにレザーパッケージにはドアアームレストやセンターコンソールもシート同色となるカラーエクステンデッドレザーが採用（45 TFSI quattro／TTS Coupé）。

そしてS line装着車だとシートが「Sスポーツシート」になり、ダイヤモンドステッチが入るなど、全体的に装備やオプション内容が上位移行しています。

全体的に見て、ベースグレードは基本性能が向上したうえで「マイナーチェンジ前の」上位グレードの装備が与えられ、そして上位グレードにはさらなる充実した装備が与えられるなど、「まっとうな」フェイスリフトであり、コストダウンのための変更ではないことがわかりますね。

限定モデル、アウディTT 20 yearsも発売

そして新型TTの発売と同時に受注を開始したのが世界999台限定、日本市場20台限定の「アウディTT 20 years」。

これは1998年に登場した初代アウディTTおよび「TTSコンセプト」へのオマージュで、ボディカラーは専用色のアローグレー、インテリアはモカシンブラウン。

ちなみにこのTTSコンセプトは1995年の東京モーターショーにて発表されたクルマですが、そういった経緯もあって、その後のTTについても東京モーターショーがワールドプレミアの場に選ばれることが多くなっています（8Jは東京で発表されていない）。

ベースにはアウディTTクーペ 45 TFSI quattroが選択され、これにコンフォートパッケージ、バング＆オルフセンサウンドシステム、マトリクスLEDヘッドライト、マトリクスOLEDテールランプ、専用19インチホイール（ガンメタリック塗装）、マグネティックライド、Sスポーツシート（ファインナッパレザー）、シリアルナンバー入りプレート等を装備。

エンジンはベースモデルと同じく2リッター直4ターボ/230馬力、トランスミッションは7速Sトロニック（6速ではない）、価格は759万円。

VIA:Audi Japan