| 見る限りではコーナリングスピードが異常に高そうだ |
発表が迫る(グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでお披露目されると言われる)新型ポルシェ718ケイマンGT4ですが、ポルシェは現在果敢にニュルブルクリンクにて限界走行テストを行っている模様。
動画にて確認できるのは「LB EM8791」「LB DL8810」「LB EM8530」の3台。
なお、LB DL8810 以外は(フロントフード上の)ポルシェクレストが露出していて、もう「見られても構わない」という段階なのかも(ポルシェはテスト用車両について、クレスト=エンブレムやモデルネームを黒いシートで隠す傾向が強い)。
未だ残るポルシェ718ケイマンGT4の謎
なお、最近ではほとんどカモフラージュが落とされているものの、一方で「謎」なのがそのエンジン(動画では勇ましいサウンドを発しているが、その音からはエンジンの種別を判断できない)。
有力な説は991世代の911GT3に採用された4リッター自然吸気フラットシックスをデチューンして搭載するというものですが、すでに発表された「レース仕様の」718ケイマンGT4に搭載されるエンジンは”3.8リッター自然吸気”。
となるとロードバージョンのケイマンGT4にも3.8リッターが積まれるのではないかとも考えられ、しかし今回ケイマンGT4に4リッターエンジンを搭載するのであれば、それにあわせてケイマンGT4クラブスポーツのエンジンを4リッターにバージョンアップするのでは、と考えたり。
とにかく謎の多い新型ポルシェ718ケイマンGT4ですが、その他の情報としては、ベースモデルの718に比較して50キロ程度の軽量化が図られる、とも。
これは軽量ガラスや内装の簡素化によって達成されると言われ、この「50キロ」は981世代のケイマンGT4が(ケイマンSに対して)達成した55キロと近い数字。
なお、981世代のケイマンGT4はドアを「アルミ製」へと置き換えていて、しかし718世代のケイマンGT4ではそのドア(とウイング)に「ナチュラル・ファイバー・コンポジット」を使用するのでは、というウワサも。
これは亜麻や麻など、植物由来の繊維を使用した新素材で、カーボンファイバーと同じくらい軽い、とされています。
ポルシェはすでにこの素材をケイマンGT4クラブスポーツに使用していますが、これは「量産車初」(レース用のケイマンGT4クラブスポーツも”量産車”に分類されるようだ)。
ただ、レース用のクルマであれば許される品質であっても、ロードカーでは許されないレベルである可能性もあり、またコスト自体も未知数であることを考えると、この新素材の採用は(まだ)”無い”のかもしれません。
VIA:Automotive Mike