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ヒュンダイが米にて「試乗したら50ドルプレゼント」という大胆キャンペーンを実施。なりふり構わぬ戦略に

2019/09/09

| そのうち、日本車から乗り換えると高額ボーナスを出す、とか言い出しそうだ |

北米市場にて、ヒュンダイが「試乗すればお金(50ドル!)をもらえる」という異例のキャンペーンを展開中。
このキャンペーンは「ヒュンダイ・ナショナル・テストドライブ・オファー」というもので、ヒュンダイのウエブサイトのトップページ左端(赤い四角で囲んである部分)に表示されているもの。

その流れとしては、まずヒュンダイの公式ウエブサイトにてこのキャンペーンに申し込み、クーポンをゲットした後にディーラーへ向かう、ということになります。

こんな感じで入力し、クレジットカード登録の口座に50ドルを入れてもらったり、アマゾンのギフトカードをもらったり、という方法が選べるようですね。

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韓国勢はなにかと日本を目の敵に

ヒュンダイは言わずとしれた韓国の自動車メーカーですが、「日本車のポジション」を虎視眈々と狙っていることでも知られます。

そもそも日本車のポジションは「壊れにくく、比較的安価で、実用性に優れる」というもの。
そしてヒュンダイはこれらに「デザイン」という要素を付加して日本車との勝負に出ているわけですね。

そして北米ではコンシューマーレポートやケリー・ブルーブックなど評価機関のコメントが販売に大きく左右すると言われ、そのためヒュンダイはここでの評価を上げる作戦にも出ているようです。

これらの評価項目は公開されているので、ヒュンダイはここで「高得点を取れるような」クルマを作ればよく、結果として一部調査では高得点を獲得することも。

反面、「満足度」調査では高い得点を取れないこともあり、「いかに信頼性や快適性を上げ、安価に売ったとしても」、オーナーがそのクルマに感情移入できるかどうかはまた別問題のようですね。

自動車メーカーは個性がなければ生き残れない

なお、日本車の評価は上述のように「壊れにくく、比較的安価で、実用性に優れる」というもの。

日本車はこれで大きくシェアを伸ばし、「生活必需品」としてクルマを販売してきたわけですが、これも上で述べたとおり、この位置を狙っているのが韓国車。

韓国の自動車メーカーが日本のメーカーに取って代わるのは難しいとは思いますが、一部シェアを食われていること、これからも食われるであろうことは間違いなく、日本の自動車メーカーは「次の一手」を考える必要がありそう。

つまり、生活にクルマが必要で、「安いから」「壊れないから」という消極的な理由ではなく、「格好いいから」「高くてもこのクルマが欲しい」という積極的な理由で選んでもらえるメーカーにならないと韓国勢の脅威は永遠につきまとうことになり、そのうち価格競争になって、しまいには撤退、ということになるのかもしれません(古くは半導体のダンピングや、今だと携帯電話がそう)。

ただ、韓国勢も「いつかは自分の番が来る」わけで、今度は中国の自動車メーカーから追われる身になるのは間違いなく、やはり「積極的に韓国車を選んで貰える」ような製品づくりが必要になるのは間違いなさそうです。

VIA: Hyundaiusa.com

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