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【動画】どうしても抜けん!ポルシェ911GT2 RSがニュルにて、前を走るランボルギーニ・ウルスに近づくことも抜くこともできない

2019/10/21

| ランボルギーニ・ウルスはどうしようもなく速いようだ |

雨のニュルブルクリンクにて、ポルシェ911GT2 RSに乗るドライバーが「ランボルギーニ・ウルスに追いつけもしない」という動画。
ポルシェ911GT2 RSはニュルブルクリンクでは現在2位(改造車である911GT2 RS MRをランキングに加えるならば、これが1位)に位置し、6:47.3というタイムを誇ります。
これはランボルギーニ・アヴェンタドールSVJに次ぐものですが、「後輪駆動のクルマ」というくくりではナンバーワン。
ドライであればランボルギーニ・ウルスをあっさりパスした可能性もあったと思われるものの、ウェットだとちょっと勝手が違うようです。

ランボルギーニ・ウルスのトラクションは尋常ではない

動画を見ると、911GT2 RSは先行するブルーのランボルギーニ・ウルスを追いかけるも、近づいては離され、近づいては離されという様子がわかります。
911GT2 RSは700馬力を誇るツインターボ・フラットシックスを搭載し後輪のみを駆動。
対するランボルギーニ・ウルスはツインターボV8(650馬力)エンジンを搭載し、4輪を駆動します。
重量についてはウルスのほうが1.7倍程度重く、よってパワーウエイトレシオも比較にならないばかりか、ロールセンターや慣性重量という点においてもウルスが圧倒的不利。

いかにウエットといえどこのビハインドを跳ね除けるのは難しいと思われますが、とにかくウルスは速いのなんの。
この速さだとドライでも相当なタイムを出せると思われますが、トルクスプリット4WDは車両を「無理にでも」曲げることができ、これまでの常識だった「重量」というハンデを帳消しもしくは小さくしてしまうのもまた事実。

セオリーであれば、車体が重いぶん、カーブでは慣性にて「外に」クルマが流れるものの、トルクスプリット4WDだと外輪の駆動力を強めることで「強引に内側に向けて旋回」させてしまうことができるわけですね(2WDでも電制デフがあれば左右のトルク管理はできるが、やはり4WDにはかなわない)。

VIA: sebastian vittel

ウルスはサーキットでも本当に速い

そしてランボルギーニは、ウルス発売当初から「サーキットによってはウラカンよりも速く走れる」とコメントしており、カーメディア、sport autoがランボルギーニ・ウルスをホッケンハイム・サーキットに持ち込んでテストを行ったところ、ラップタイムとして1:57.1を記録。
これはポルシェ911GT3 RS(997)の1:57.44、シボレー・コルベットZ06の1:57.90、BMW M3の2:02.71、レクサスIS Fの2:04.45、メルセデスC63 AMGの2:04.59よりも速いタイムで、驚異的としかいいようのない数字。

そしてランボルギーニはウルスを使用したワンメイクレースの開催を発表しており、これはオンロード、オフロード含めて走るという、ウルスにしかできない内容を持っています。
そして開催地ではそれぞれのサーキットにてラップタイムを刻むことになりそうですが、そこで「ウルスがどれくらい速いのか」ということが改めて証明されることになりそうですね。

ランボルギーニが「ウルスのレーシングバージョン」ST-Xコンセプト発表。550キロ軽量化し2020年からワンメイクレース開始

ちなみにこちらは高木虎之介氏の運転にて、サーキットを走るウルスに同乗させてもらった動画(怖かった)。

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