| 1.4気筒エンジンが不評だから。2.”GT"は今後自然吸気エンジンで統一したいから |
ポルシェ718シリーズは登場から2年が経過していますが、今のところ「2023年まで継続販売する」ことが決定済み。
その後EVになるのかハイブリッドになるのか、それとも現行モデル同様にガソリンエンジンオンリーとなるのかは「近いうちに決定がなされる」とも報道されていますね。
そんな718ケイマン/ボクスターですが、フェイスリフトもしくは追加モデルが計画されているらしく、昨年から「謎ケイマン」が目撃中。
ケイマンの新グレード、もしくはケイマンGTSの改良版?
このケイマンの何が謎なのかということですが、フロントバンパーは「GTS」風、ほかの部分も「ただ一箇所」を除くと現行ケイマンと同じ。
唯一異なるのはテールパイプの位置で、(ケイマンGT4を除いて)センター出しとなる718ケイマンと違い「やや外側に」。
これの意味するところは不明ではあるものの、991.2世代の「スポーツエキゾーストシステム装着車」と同じ位置であることから「911と同じ6気筒エンジンを積む新型ケイマンでは」と言われているわけですね(718ケイマンのエンジンは、GT4を除くとすべて水平対向4気筒)。
このケイマンについては「GT4の下に位置する新グレード、”ツーリング”である」とする説、そして「現行718ケイマンGTSのフェイスリフト版である」とする説があり、現段階ではポルシェから公式アナウンスがないために「ナントモ」な状態。
ポルシェ718ケイマン/ボクスターの6気筒モデル「ツーリング」がニュルに見参!「GT4」の下に位置するホットバージョン?
ただし後者の説(GTSのアップデート版)はかなり有力だとされ、「現行ケイマンGTSの365馬力版4気筒エンジンに替え、400馬力を発生する6気筒エンジンを積む」とも。※フロントバンパーが「GTS」と同じであるところを見ると、やはりGTSの改良版で、エンジンのみを入れ替えてくる可能性が大
そうなると一気にケイマンGTSは365馬力にまでパワーアップし、ケイマンGT4の「20馬力ダウン」にとどまるということに。
もちろん”新型”ケイマンGTSの価格もぐっと上がることになり、現在の10,426,246円から、ケイマンGT4の12,599,074円に近づくことになりそうです。
ポルシェが「発表間もない」ケイマンGTSを短期間でアップデートする理由は不明ではあるものの、考えられる理由としては「現在の4気筒が不評だから」。
よって4リッター6気筒自然吸気エンジンを積むことで販売をブーストさせようという腹づもりがあるのかもしれません。
そしてもう一つの理由としては、「GT」と名のつくモデルには自然吸気エンジンを載せようとポルシェが考えているのではないか、ということ。
これが事実になれば、911についても「911GTS」は6気筒ターボではなく4リッター自然吸気6気筒エンジンを積むということになりそうで、ポルシェは「GT」シリーズをよりハードコアなモデルとして展開したいのかもしれません。
VIA:CARSCOOPS