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【動画】知ってた?機械式腕時計を壊さないために「やってはいけないこと」5選。10時~2時のあいだはクイックチェンジを使用しないなど

2020/02/10

| 機械式腕時計は「アナログな精密機械」であることを忘れてはならない |

さて、機械式腕時計で「やってはいけないこと5つ」を紹介した動画が公開に。
デジタル式腕時計やスマートウォッチだと、ほぼ何も注意せずに使用したり操作できますが、機械式腕時計は文字通り「腕時計の中で精密機械がチックタック動いている」ということになり、よって操作方法を誤るとムーブメントにダメージを与える可能性も。
こういったことは説明書に書いていることもあれば「そうでもない」こともあり、誰かに教えてもらうまでは気づかないことも。
ここでそういった「やってはいけないこと5つ」を見てみましょう。

1.10時から12時のあいだは日付のクイックチェンジを使用しない

機械式腕時計の場合、針はもちろん「日付(デイト)」も歯車の動きによって変更しています。
そして毎日身に着けていたとしても月によって、そしてたまにしか身に着けない場合だと身につけるたびに日付を自分で変更しなくてはならない場合も。
そして、1日くらいであれば「針を進めて」日付を変更することも問題ありませんが、何日分も日付を送る場合はそれも面倒。
よって多くの腕時計は日付だけを(針の動きとは切り離して)変更できる「クイックチェンジ」機構を持っているものの、ほとんどの機械式腕時計ムーブメントでは「午後10時から午前2時の間に」日付を変更する機構が作動するため、この時間帯にクイックチェンジを使用すれば、内部の歯車を炒めてしまう可能性がある、とのこと。

よってこの時間帯に日付の変更を行うことは避けるべきだ、と述べています(ぼくは腕時計の操作に関わる回数を、腕時計への負担の観点から減らしたいと考えていて、日付の変更操作を行わないようにしている)。

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2.見のまわりの磁気には気をつけろ

そして日常生活で気をつける必要があるのが「磁気」。
身近なものだとクレジットカードなどの黒い帯(磁気ストライプ)で、これはパーキングチケットなどにもプリントされているもの。
よって、それらと一緒に、外した腕時計をポンと置いたりすると腕時計のメカニズムが「帯磁(磁気帯び)」してしまい、速く進む原因に(具体的にはテンプが影響を受ける)。
そのほか携帯電話の中にはスピーカーが内蔵されているので、そのスピーカーにも磁石が使用されていますし、ノートPCやタブレットもそれは同じ。
そのほかバッグや財布、ケースなどの留め具にも磁石が使用されているので要注意。

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一般的には、そういった機器発生源から5cmほど離せば問題はないと言われていますが、ぼくは「念のため10センチくらいは」離すようにしています。

ちなみに腕時計によっては耐磁性能を高めているものがあり、ロレックス・ミルガウス、IWCインヂュニア、ヴァシュロン・コンスタンタン”オーヴァーシーズ”、オメガ・シーマスター・ダイバー300M/アクアテラなどは高い耐磁性能を持つことで知られていますね。

なお、磁気帯びが発生してしまった場合は「消磁器」を使用して磁気を除去する必要があります。

3.服の上から腕時計を身に着けない

これについては理由が述べられていないものの、「絶対に、絶対に、絶対に」という強い表現にて(プロフェッショナルダイバーや宇宙飛行士、戦闘機パイロットでもない限り)やめるようにアドバイスしています。
フィアット創業者一族、ジャンニ・アニエッリ氏はセーターの上から腕時計を装着し、それがファッション誌で取り上げられたため、今でもそれを「オシャレ」として真似する人がいるようですが、とにかくやめたほうが良さそうです(その理由としては”傷”くらいしか思いつかないが)。

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4.水の中では腕時計の操作をしない

これはよく知られていることではありますが、水の中でスクリュー式リュウズやプッシャーガードを緩めたり、クロノグラフのプッシュボタンを操作しない、ということ。
もちろんスクリューは防水性能を高めるために採用されているものなのでこれを緩めるのはご法度で、ボタン操作を行うとその際の摩擦に乗じてシールから水が入ることも。
もちろんスクリューロックを緩めたまま水の中に入るのもNGです。

なお、ぼくはG-SHOCKだと水の中でもガシガシ操作していて、こういったところに気を使わなくてもいいのはさすがGショックだと考えています。

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5.腕時計を丁寧に扱う

これは当然ではありますが、機械式腕時計の中には相当数の精密機械が入っているので、リュウズの出し入れ、時間合わせなどについても「ラフに扱わない」。
つまり思いっきりリュウズを引っ張ったり、無理やり押し込んだり、時刻合わせをするときに急に逆回転させたりしない、ということになりそうですね。
ちなみにぼくは時刻合わせについて、”先送り”しかしないようにしていますが、その理由としては、そもそも時計は先に進むことだけを考えて設計されているということ(これは迷信のようなもので、今どき逆回転によって壊れるようなムーブメントはないとも考えている)、ぼく自身が人生において「前に進むだけであり、過去は見ない」と考えていることに起因しています。

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VIA: Watchfinder & Co.

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