| まさか品質の高さで知られるポルシェのクルマが燃えるとは |
フロリダにて、ポルシェ・タイカンが全焼してしまうという事件が発生。
現在のところ発火の原因や詳細もわかってはいないものの、ポルシェはこの件について認識しており、「誰もけが人は出ていない」という短いコメントを発しています。
なお、このタイカンは個人のガレージに収めてあったものが「燃えた」とのことで、つまり北米ではデモカーの到着に加え、すでに個人向けに納車がはじまっているということになりますね。
今のところ原因はわからない
画像を見るともう元が何のクルマであったのか、そもそもクルマだったのかどうかすらわからないほどに燃えていて、ガレージの中も惨憺たる状況。
火災がガレージの中だけで収まったのが信じられないほどですが、そのかわりガレージは天井に至るまで焼き尽くされています。
なお、「燃える」というのはスーパーカーの専売特許のように思えるものの、実際にはEVにおいても火災や発火が報じられており、しかも燃えだすと(ガソリンやオイルが入っていないのに)今回のケースのように全焼してしまう場合も。
今回の火災については、燃えた原因がタイカンにあったのかそうでないのかすら判明していない状態ですが、すでにポルシェが調査を開始していると報じられています。
ポルシェは今後順番に、各市場に向けてタイカンを発表/発売してゆく予定ではあるものの、思わぬところで出鼻をくじかれたということもあり、今回の件を徹底的に調査し、(それが確保されているならば)安全性を示したいのだとも思われますが、初モノだけに、やはりまだまだ購入するには時期尚早なのかもしれません。
ちなみにガソリン車が燃えるのは殆どの場合、エンジンが動いているとき。
つまりエンジンが動く=内部で爆発が起きて高温になっている時に、燃料なりオイルなりが付着したり、何かが気化したものに引火し炎上するということになり、つまり「ガレージ保管時に燃えることはまず無い」。
ただしEVの場合は高電圧バッテリーを積んでいて、これはクルマが動いていても停まっていても発火する可能性を否定できず、自宅のガレージにクルマを置き、夜中に充電している間に爆発もしくは炎上したとなるとかなり恐ろしい、とも思います。
つまりは自宅が火災になったり、もしくは留守の間に自宅や出先でクルマが燃えて大惨事を誘発したりする可能性もあるということで、それだけにEVはガソリン車とは異なる危機管理がメーカーに求められるということになりそうですね。
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